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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

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1998年に大陸別対抗戦のプレジデンツカップに参加した丸山氏は、世界的な名プレイヤーたちが独自の基金を有し、社会貢献活動に取り組んでいることを知る。
 
 

世界で活躍する選手を育てたい

 
 プレジデンツカップに参加して、ゴルフを通じて社会貢献することの重要性を感じました。それで2000年に、次世代を担う子供たちにゴルフの素晴らしさを継承することを目指した、「丸山茂樹ジュニアファンデーション」を設立したんです。活動を始めた当時はゴルフ教室を開催していたのですが、2009年からはジュニアの大会を開くようにしています。
 
 もちろん、指導を受けて練習することも大切ですよ。でも、ぼく自身の経験から言うと試合をたくさんこなすことがもっと大事だと思う。練習の成果を発揮するために試合に出る。試合で明らかになった課題を克服するためにまた練習する。この繰り返しが土壇場で実力を出せる力を培い、逆境を切り抜ける引き出しを増やしてくれる。そういう経験ができる場を、なるべく多く用意してあげたいと思ったんです。ぼくがジュニアの頃は、参加できる大会が少なくて実践の機会が少なかったのでね。それで、大会形式で行うように変更したんですよ。今年の夏季大会は7月に予選を、8月に本戦を行います。
 
 将来的にトップレベルで戦える選手をどんどん育てたいです。ぼくの成し遂げてきたことを越えてくれる人が出てこないと、日本のゴルフ界は成長してないことになっちゃいますからね。今、米PGAに参加している石川遼選手や松山英樹選手にも、早くぼく以上の結果を出してもらいたい。彼らだったらそれができるし、できて当然の実力もある。彼らのようなスター選手が勝ち続けて、彼らに憧れる人が増えれば、ゴルフ界の裾野がもっと広がると思います。
 
 
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ここ数年、丸山氏は慢性的な左手親指の付け根の怪我などに悩まされている。痛みが消えないと、患部をかばって別の箇所を傷めることもあって、満足にトレーニングができない日々が続いているそうだ。
 
 

表参道に2店舗目のカフェを出店

 
 怪我に関しては目下、ぼくの一番の悩みですね。毎日が不安との戦いです。これまでの現役生活の中で今が、一番多くを考えて決断をしなきゃいけない分岐点になりつつあると感じています。現役をいつ退くかはアスリートである以上、いつか向き合わねばならないこと。だから、今のような状況に陥った時、フェアウェイ以外の場で自分に何ができるのかはずいぶん昔から考えていました。渋谷区の代官山でカフェ経営を始めたのも、そうした考えの一環とも言えますね。
 
 UrthCaffé(アースカフェ)は2014年4月でオープン1年が経過しました。経営は順調ですよ。この一年でどの季節にどのくらいの集客があって、どのメニューに人気があるのかとか、そういうことがわかってきた。実は、今月から渋谷区の表参道に2店舗目もオープンするので、今後の楽しみが広がっていますね。
 
 アメリカでプレーしていた頃にアースカフェの存在を知って、何とか店を出させてほしいとオーナーさんに頼みこみ、いろいろな苦労をしながら13年ほどの時を費やしてようやく実現した店ですから、何とか成功させたい。そう思わせるのはやっぱり、ぼく自身がこの店のオーガニックコーヒーが大好きだから。この味をもっともっとたくさんの人に伝えたい。自分自身が伝えたいことがブレなければ、結果は絶対出ると思っています。それはカフェ経営だけではなく、何に対しても言えること。いずれはこのアースカフェをスポンサーにして、自分で大会を主催できたらかっこいいですよね。
 
 
 
 

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