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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

地図とIT技術で多様な
社会問題の解決を提案

 

歴史をつなぎ、人々の生活を支える地図

 
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鈴木 お話をうかがっていると、やはり地図の求められ方が多様化しているように感じました。時代の変化やお客さんのニーズによって、どんどん細分化されていますよね。
 
五本木 そうですね。かつては都市計画も土木工事も、同じ地図を使用していました。しかし現在は、道路、都市計画、河川といったように、分野によってどんどん細分化しています。ですから、お客様の業務内容が理解できていないと、良いご提案はできません。昨今はグーグルマップなど無料で利用できる地図がありますよね。そのために、価値が低いものと思われがちです。かと言って、地図の価値自体が下がったわけではありません、地図屋として、地図を通じての価値創造、皆さんの生活や仕事環境をより豊かに便利にしたいと思っています。
 
鈴木 なるほど。そのために現在、取り組んでいることはなんでしょうか?
 
五本木 私どもは、国土交通省系の公益法人による、海洋汚染や外国からの漂着ゴミの対策にかかわる調査について、2000年頃から海岸の地形情報などデータ解析のお手伝いをさせていただいています。実は、本州の場合、海岸に漂着するゴミの発生源は外国からではなく、その多くが国内で起きた洪水などで川を伝って海に流れ出てしまったものなんです。そのように、発生源をしっかりと把握することが重要ですね。
 
鈴木 地図情報によって環境問題にも貢献されているわけですか。海岸のゴミが私たちの生活圏から流れているものが多いとは驚きました。
 
五本木 公益法人や都道府県と協力して、より詳しい実態調査なども進めています。以前は、紙の地図を使って場所を特定しながらチェックし、写真を撮るという作業を行っていました。でも、今はスマートフォンで自分がいる場所もわかりますし、写真を撮ればその場所が登録されるなど、作業は非常に楽になりましたね。
 
鈴木 新しいテクノロジーも効率的に利用しつつ、社内に蓄積されたノウハウや過去のさまざまなデータともすり合わせていくと、より精度の高いものができあがりそうです。
 
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五本木 最近は地方の高校にもご協力いただいているんですよ。生徒さんたちがスマホをつかって調査することで、データの蓄積にもなりますし、環境問題を考える教育にも役立てていただいています。技術が進歩していくにしたがって、私たちもそれに対応して付加価値のあるサービスを提供していかなければなりません。そうすることで私たちの役割もまた広がっていきますし、その役割が社会に与える影響も増していくと思えば、興味は尽きないですね。これからも強い使命感で事業に取り組んでいきます!
 
鈴木 今回のお話から、地図が私たちの生活を支えている大切なものなのだとあらためて感じましたし、地球規模で環境問題に取り組まれていることが本当に素晴らしいと思いました。まさに、“地図は地球を救う”ですね。それに、地図から歴史を紐解き、先人たちがどのように生活していたかが俯瞰して見られるのも素敵です。過去から未来へと人の意志をつなぐ、地図とは“魂の伝承”だなと思います。これからも人々の生活のため、頑張ってくださいね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
好奇心を持って新しい可能性を楽しむ、何事にも興味をもって挑戦すること。その結果としての価値創造です。
(五本木秀昭)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 内外地図株式会社
■ 本社 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-22 
■ 工場 〒262-0032 千葉県千葉市花見川区幕張町3-7709
■ 事業内容 システムソリューション事業/マップソリューション事業/販売事業
■ 設立 昭和24年11月
■ 主な取引先 国土交通省/農林水産省/環境省/防衛省/海上保安庁/国土地理院/日本放送協会/公益財団法人日本財団/公益財団法人笹川平和財団/一般財団法人日本地図センター/各都道府県庁/各市町村/各研究・教育機関/株式会社フジテレビジョン/NTTデータ/野村総合研究所/ESRIジャパン/ゼンリン/昭文社ほか多数
■ ホームページ https://www.naigai-map.co.jp
 
 
 
 

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