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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

住宅設備保証を軸に
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突然の進路変更と強い使命感

 
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鈴木 でも、すでに就職先は決まっていたんですよね? その後どうなったのか気になります。
 
矢野 指定された日に会社に行ってみると、なんとその日は内定式だったんですよ。しかも、いきなり人事部長から紙を渡され、「これ、代表挨拶だから練習しといて」と。
 
鈴木 まるでドッキリだ(笑)。でも、どうしても欲しい人材だったという会長の熱意が伝わってきます。
 
矢野 知らない顔だらけの同期社員の前で代表挨拶をしたときの身の置き所のなさは、今でも忘れられません(笑)。その後、「現場で1年店長を経験して、本社の営業企画部に入らないか」という具体的なお話をいただきました。そこで、生意気ながら「ゆくゆくは人事に異動できるという条件をつけてくれるのなら、内定が決まっている会社は断ります」と伝えたんです。
 
鈴木 学生が大手企業の会長相手に交渉を持ちかけたわけですか。しかし、なぜそのような条件を出したのですか?
 
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矢野 4年間バイトをする中で、現場の過酷な労働環境を間近で見てきたので、内部に入って改善したいと考えたからです。居酒屋の仕事が好きなのに、環境が原因で職を離れる人もいました。なので、悩める人たちを救いたい、笑顔で働ける職場にしたいという思いは常に持っていたんです。結局、私の条件を聞き入れてもらったので、居酒屋チェーンに就職を決めました。
 
鈴木 プロ野球でも、フロントには現場の生の声が届きにくい面があるので、そのもどかしさはよくわかります。それにしても、入社前から現場を良くしたいという使命感を持っていたのは素晴らしいです。居酒屋チェーンで経験を積まれ、その後、どういった経緯で今のビジネスにつながっていくのでしょう。
 
矢野 会社の方針と私の思いにズレを感じるようになり、30歳で居酒屋チェーンを退職しました。人事部時代、派遣会社の立ち上げにも携わり、給与計算・労務関係・採用と一通り学ばせてもらったので、いずれは人事コンサルタントとして独立するのもいいなと考えたんです。その前にほかの業界でも人事の経験を積みたいと思い、静岡県に本社を構える大手ガス会社に入社しました。常にがむしゃらにやるタイプなので、最初の営業研修を経て、気付けば入社数ヶ月で器具販売部門の、県内上位の営業成績を納めていましたね。
 
 
 
 

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