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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

確かな技術力をベースに 新時代のものづくりを
有限会社テムス 代表取締役 柳内裕

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 兵庫県姫路市の有限会社テムスさんは、工場内の設備の配線工事やメンテナンスを中心に、制御盤などの設計、製作、施工をされているとうかがいました。柳内社長は二代目で、以前は異業種を目指されていたそうですね。
 
柳内 10代の頃はスタイリストを目指して東京の専門学校に通っていました。けれども、次第にファッション以外の世界に目が向くようになり、卒業後に帰省し、先代の父の下で働くことに決めたのです。
 
八木 それは大胆な方向転換ですね。専門性の高い仕事を1から覚えるのは大変だったのでは?
 
柳内 最初の2、3年で作業を、その後、理論を学ぶ方式で覚えていきました。配線に関しては、理論まで完全マスターするまで10年かかりましたね。また、3年ほど取引先の大手電機メーカーで働かせていただき、より専門的な設計とプログラムの知識を習得したんです。
 
八木 素晴らしい努力ですね! 現在は、FA装置の電気設計、製作、施工がメインと聞きました。
 
柳内 はい。CADで作成した電気図面をもとに制御盤をつくり、その間に機械を組立し、できた制御盤と機械をつなぎます。そしてPLCというコントローラーのプログラムをつくり、機械の配線を終えて電気が入ったら、プログラムを入れて動作を確認する流れです。弊社はヨーロッパの安全基準、IEC規格に対応した電気的に安全な制御盤を製作している点が大きな強みと言えますね。アース線の施工法を工夫し、電位差を生まない方法をとっているため、安全でノイズに強い装置の製作が可能となりました。ちなみに、CEマーク取得には、試験もあるんですよ。
 
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八木 つまり、より安全で安心な製品というわけですね。御社には、先代の頃から働くベテラン社員もおられるそうですから、それも大きな強みでしょう。
 
柳内 そうですね。経験値がまるで違いますから、私は今でも多くを教わっています。一方で、IoTの到来で、ものづくり業界もますます変わっていくと思いますので、今後はそうした世の中の流れに合わせたシステムづくりや提案型の商品を増やしたいですね。そのためにも、私のブレーンとなってくれる人材や、コツコツと製作に取り組んでくれる若手のスタッフを採用して、体制を整えたいと考えています。
 
八木 日本のものづくり業界が、若い技術者を育てる仕組みづくりに注力すれば、より素晴らしい製品が生まれると思います。新しい取り組みに意欲的なテムスさんに、ぜひ先陣を切ってほしいですね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分の仕事に自信を持つことでしょうか。日本のものづくりは、やはり海外からみるととてもレベルが高いんです。体で覚えた技術に自信を持って、ものづくりを楽しみながら仕事を続けていきたいですね。
(柳内裕)
 

:: 企業情報 ::

有限会社テムス

〒670-0955 兵庫県姫路市安田1-49

ホームページ
https://www.tems-seigyoban.co.jp

 
 
 
 

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