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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

妥協しない心で努力する
情熱あふれる不動産会社

 

決して妥協せず、人一倍の努力を重ねる

 
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石黒 田村社長もお仕事のうえで妥協しないことを心がけていらっしゃるのですね。
 
田村 はい。サービスの質の向上など、努力をすることについては労力を惜しみません。どんな分野であれ、天才と呼ばれるような人も、周囲の人にはわからないほどのすさまじい努力を重ねているのだと私は思います。しかし、多くの人はその過程を考えず「あの人は天才だから特別なんだ」と切り捨ててしまいがちですよね。ですので、私は弊社の社員たちに、人一倍の努力をした過程があってこそ最良の結果につながるのだと、いつも伝えています。
 
石黒 そのお考えはすごくわかります。モーニング娘。でも、楽曲ごとに誰がメインかはほとんど決まっていなくて、つんく♂さんは私たちが頑張れば頑張るだけ、その人に歌唱パートを割り当ててくれました。ダンスもうまくなれば前列で踊ることができましたし。だからこそ、私たちも努力して頑張ろうと思えたんです。
 
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田村 それはまさに会社と一緒ですね。私も社長として会社を成長させるために、頑張って優秀な成果を挙げた社員に対して、優先的に次の仕事を任せたくなります。それがその社員にとっても自身の価値を高めることにつながるわけですよね。ただ、世代によって考え方が異なるのか、最近の20代の若い社員たちには、そのようなハングリー精神がなかなか理解できない部分もあるようです。
 
石黒 そういえば、私の夫も同じような話をしていました。夫は弟子を取り、ドラマーの育成を行っています。しかし、多くの若い弟子は長続きせず、すぐに辞めてしまうそうなんです。下働きのようなものでも、夫の現場についていくだけで一流のアーティストたちの演奏を身近に経験できる。それに、音楽関係者との伝手をつくるなど、将来に役立てるためのやり方はいくつもあるのに、自分からは動かず、ただ拾い上げてくれるのを待っているだけという若者も多いそうです。でも、夫に付いてプロになった弟子は、ドラムの技術を学ぶのはもちろん、関係を広げるための努力も死に物狂いでこなし、羽ばたいていきました。そんな彼を、夫は「自分よりもうまい」と評価するほどだったんですよ。
 
田村 そのお弟子さんは素晴らしいですね。私も妥協することなく、若い世代に自身の思いを伝え、より一層粘り強く人材育成を行っていきたいと思います。