営業のノウハウが今に生きている

インタビュアー 吉井怜(女優)
石川 私は大学生のとき、自ら部を創設するほどサーフィンにのめり込みました。東京オリンピックのサーフィン誘致活動にも参加するほど精力的に活動したんですよ。卒業後は家庭用ソーラーパネルの営業会社に就職しまして。ショッピングセンターに行くと、通路にブースを出しソーラーパネルを販売している人を見ることがあると思います。私もそのようなスタイルで営業に汗を流していたんです。
吉井 別の買い物に来た方に、ソーラーパネルをお勧めするのは簡単ではなさそうですね。
石川 はい、なかなか難しい仕事で最初は成績を上げることができませんでした。それでもうまくいくようになると毎日が楽しくなり、営業のノウハウもどんどん身に付くようになったんです。実は、そのノウハウこそが今の仕事にも生きているんですよ。
吉井 でも、まだ空調設備のお話が出てきませんね(笑)。どのようにこの業界に入ったのか気になります!
石川 社会に出て2年目に結婚した私は、妻の父が経営していた空調設備工事会社に転職しました。通常、この業界は空調工事とダクト工事で会社が分かれています。その中で、義父はどちらも一手に引き受けられるすごい職人だったんです。私も現場に出て義父から技術を叩き込まれることになりまして。ただ、残念ながら妻と離婚することになったんですよ。それでも義父との関係は良好で、この仕事が大好きになっていた私は今年2020年8月に独立しました。