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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

高齢社会に寄り添う
丁寧な介護リフォーム

 

介護リフォームは、転ばぬ先の杖

 
glay-s1top.jpg 玄関や風呂、ちょっとした段差にも手すりを
玄関や風呂、ちょっとした段差にも手すりを
宮地 介護リフォームというと、高齢者のイメージが強いですよね。でも、若い人でも腰や膝などに不調を抱える人も少なくありません。事実、私もぎっくり腰にやられて、一時期、床を這いつくばりながら生活をした経験があります(笑)。先ほど少しお話に出たように、ケガをしてハンデを背負ってからでは手遅れですから、予防していく大切さをあらためて感じています。
 
藤原 その通りだと思います。私は職業柄、ケガによって生活が一変した方々も見てきました。また、健常者にとっては意識の薄い手すりなども、実は皆さん、無意識のうちに頼っているんですよ。例えば、玄関での靴の着用時は、無意識で壁や靴箱に手をかけたりつかまったりする人は多いと思います。
 
宮地 確かに! 立ったまま支えのない状態で靴を履くのは難しそうですし。
 
藤原 玄関や階段、お風呂場などに手すりを取り付けて、「何も意味がなかった」とおっしゃる人もいます。でも、ケガなく平穏無事に日常生活を送れているのは、それらの設備のあるおかげでもあると思うんですよね。
 
宮地 本当にそうですね。あらためて考えると、最近の家の階段って、例外なく手すりが付いていますよね。
 
藤原 はい。昔と違って今の建築基準法では、階段への手すりを設けるよう義務化されているんです。
 
宮地 法律化したのは、事故が相当数あったからなのでしょうね。例えば、手すりのない家屋で、新たに取り付けようと思った場合は介護保険などの補助はおりるものですか?
 
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藤原 はい。介護保険の利用で一番多いのは、手すりの取り付けだと思います。ただし、介護保険を利用するには、地域の役所で当該者の身体状況を確認してもらい、認定を受ける必要があるんです。それから、当該者の収入などと照らし合わせながら、負担額も決まっていきます。
 
宮地 介護保険で負担が少なくなるとしても、役所での手続きはきっと複雑ですよね。それ以前に、どう制度を利用したら良いかわからない人も非常に多い気がします。
 
藤原 そういった背景もあるので、弊社では、介護保険や補助金の説明を丁寧に行っていますよ。