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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

半世紀以上のノウハウで
省力化機械を設計・製作

 

人間力を強みに、デジタルとアナログを融合

 
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鶴久 オーダーメイドの機械をつくりあげる技術もさることながら、手厚いサービスにも力を入れていることがよくわかりました。そんな石井工機さんの同業他社に負けない一番の強みは何でしょうか?
 
石井 ずばり「人間力」ですね。祖父の代から蓄積してきた技術と知識、経験を活かすことができる、人の力です。祖父は職人気質で金属を削って精密な部品をつくりあげる加工の人でした。当時は指先の感覚でものをつくるという時代。でも、今はそうした職人技も機械やコンピューターが代わりにしてくれる場面が多くなりました。ただ、その中でも長年培ってきた“人の技術力”は間違いなく必要であり、その土台があるからこそ、コンピューターなどの最新の技術も活かすことができるのだと確信しています。
 
鶴久 なるほど。何だか音楽と似てるなぁと思いました。最近は音楽についてもコンピューターで何でもできてしまうとは言え、例えば停電になると何もできなくなってしまいますよね。でも、ピアノやギターを弾くための“人の力”という土台があれば、音楽がなくなることはない。そういったアナログな部分を知っていることが大切ですよね。石井工機さんは見事にデジタルとアナログの良さを融合していると思いますよ。
 
石井 ありがとうございます。もう一つの強みは、幅広い対応力であると思います。弊社は唯一無二のコアな技術はないものの、創業以来のノウハウによる汎用性で、お客様のさまざまなニーズに合わせられるんです。
 
鶴久 一つの技術に偏っていないからこそ、何にでも対応できるということか。それを創業以来培ってこられたというのは頼もしいなぁ。何度も言うように、どんなにテクノロジーが進化しても、やっぱり人の力が大事ですよね。
 
株式会社石井工機の社屋
株式会社石井工機の社屋
「人」の文字が含まれたシンボルマーク
「人」の文字が含まれたシンボルマーク
石井 そうですね。私たちがつくっているのは人とは真逆の機械です。だからこそ、血の通った人間らしさを忘れず、人を大切にしたいと思っています。実はその思いは、ロゴマークにも込められているんですよ。この「K」の一部が「人」という字になっているんです
 
鶴久 あ、本当だ! 「人を大切に」という思いは、やはり福利厚生の面にも込められているのでしょうか?
 
石井 はい、社員がいつでも自由に使用できるトレーニングジムを完備していますし、資格取得のサポートにも力を入れています。また、社員同士のコミュニケーションを高められるように、飲み会の補助なども行っているんですよ。
 
鶴久 石井社長のお話からは、社員の皆さんへの深い愛が感じられますね。
 
石井 そうですね(笑)。社員全員のひたむきな努力と情熱のおかげで今の会社、今の自分があると思っています。先ほども力を入れていると言ったように、弊社がお客様から評価されているのはアフターフォローの部分だと考えています。私たちは、機械を納入した後の再調整や、生産時のトラブルなどに対応するのは当たり前のことだと思っていました。でも、ありがたいことに、お客様から「他とは違う」と喜んでいただけることが多かったんですよ。そう言われて、「うちの社員はよくやってくれている。良い人材に恵まれているんだな」とあらためて気付きました。私にとって社員は、いくら社会のデジタル化が加速しようとも、大事な宝物なんです。
 
 
 
 

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