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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

時代を超えて人の生活や
幸せを支える土木建築業

 

業界15社で「災害活動支援隊」を発足

 
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八木 新しい人材として、どんな方に来てほしいとお考えですか?           
 
西川 一番大事なのは責任感を持っていることです。そして、与えられた仕事を機械的にこなすのではなく、会社を経営している意識を持って、主体的に取り組める人がいいですね。というのも、どんな仕事も他人事でなく自分事として捉えれば、今までにない工夫や発見が生まれ、仕事や会社、その人自身の成長につながるからです。また、取引先の会社や施主様も含めた、自分に関わる人すべての発展を考える、広い視野も重要だと思います。
 
八木 自分の行いがみんなの幸せになれば、自分自身も幸せになれますからね。そのお考えに私も深く共感します。そういえば、西建さんはCSR活動にも注力されているそうですね。
 
西川 はい、地元・太子町の建設、水道関係15社で集まり、2019年4月に「太子町災害活動支援隊」を発足しました。主な活動は、台風や地震などの災害発生時における支援および防災活動です。昨年度はドローンを太子町に寄贈し、今年は新型コロナウイルス拡大防止のためのマスク1万枚を寄付させていただきました。参加する15社の社長は、私をはじめ太子町で生まれ育った者が多いので、今後も地域への恩返しの意味を込めて、活動を継続させていく予定です。
 
八木 地域愛のもと同業他社が団結するというのは、業界にとっても非常に価値のあることだと思いますよ。
 
宅地造成は建築後も見据えてニーズに合った工事を行う
宅地造成は建築後も見据えてニーズに合った工事を行う
西川 横のつながりが強化され、今や一緒に食事や旅行に行く仲ですからね(笑)。お互いに切磋琢磨し協力することで、さらなる地域活性化ができると思っています。
 
八木 チーム力は社内でも重要です。従業員とのコミュニケーションで意識していることはありますか?
 
西川 仕事のことだけでなく、現場までの道中であったおもしろい出来事など、仕事の本筋ではない事柄についても、積極的に話を聞くようにしています。現場に出て、ただ仕事をして終わるのではなく、仕事に付随した楽しみ、面白味を自分で見付けられることが頑張るための糧になりますからね。