B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

すべての縁をつながりに
地域密着の不動産・建築

 

建築業10年、不動産業10年を経て独立

 
glay-s1top.jpg
鈴木 そもそも嘉数社長は、どのような経緯でこの業界に入られたのですか。
 
嘉数 中学生時代は、宮大工になることが夢でした。しかし、自分の不器用さに直面して方向転換しましてね。高校卒業後は、ホームエステート創業者である父の会社で10年ほど、建築・解体の現場経験を積みました。
 
鈴木 宮大工も建築といえば建築でしょうから、もともとその分野に興味がおありだったのですね。
 
嘉数 そうですね。働き始めてからは、建築の構造などについて学びながら、技術と知識を磨きました。一般的な個人住宅・店舗から、大規模な一戸建てやマンション、病院なども建てましたよ。
 
鈴木 おぉっ。修業時代から、大小さまざまな建物を手がけてこられたのですね。
 
嘉数 そうやって建築業に携わっているうちに、自然と不動産のご相談も受けるようになりまして。お客様からのご要望に沿う形で、不動産業にも関わるようになりました。その後、父の会社を退社し、一部上場の大手不動産会社で営業職3年、中間管理職7年のキャリアを積んだんです。
 
鈴木 お父様の会社で10年の建築キャリア、大手会社でも10年の不動産キャリアですか。現在ホームエステートさんが主軸としている2事業のノウハウを、しっかりと蓄積してきたわけだ。家業を承継したタイミングは?
 
glay-s1top.jpg
嘉数 不動産会社は5年ほどで退社するつもりが、居心地の良さから10年居座ってしまいまして(笑)。父の体調不良を機にホームエステートの2代目として事業を引き継ぎました。父は会社の売却も考えていたそうです。しかし、私は父の仕事への姿勢や情熱も継承したかったですし、育ててくれた恩返しの意味でも、会社を引き継いでいきたい気持ちが強かったですね。
 
鈴木 家族思いで親孝行な嘉数社長の性格が伝わってくるエピソードです。嘉数社長が2代目に就任したことで、既存事業の建築・解体に不動産を加え、事業の幅を広げることができたのですね。