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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

炭素の応用開発で半世紀
未来へと続く挑戦!

 

さまざまな領域で炭素製品を開発

 
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タージン 炭の効果に注目した製品というのは具体的にどんなものがあるのでしょう?
 
大木 それでは、医・食・住・環境・エネルギー・美の領域ごとに説明しましょう。まず環境領域の製品には、電気自動車などに利用される蓄電池があります。蓄電池は活性炭の孔に蓄電するものです。私たちが開発した多孔質活性炭は1gあたりの表面積が約3600㎡と、一般的な活性炭の3~4倍もあります。その特性を活かし、急速充電・放電を可能にするんですよ。また、炭素を初めて採用した建材「カーボンウェーブシート」も住とエネルギー領域の代表的な製品です。拘束・均一熱伝導の特性があるので省エネ効果が高く、壁紙として利用することで30~40%の節電が可能になります。
 
タージン それは素晴らしい。自動車の内装など、建材以外でもさまざまな分野で応用できそうですね。
 
大木 そうですね。また、医領域では、遠赤外線を放射する「炭珠」という商品が十数年来のロングセラーです。これをネックレスにしたものを、血流促進を目的に多くの方がご愛用になっています。
 
タージン 血流促進というと、肩こりの緩和にも一役買いそうです。薬剤のように刺激もないでしょうし、皮膚にも優しそうです。
 
大木 炭珠のネックレスは、「異業種コラボで社会に貢献した製品」として、経済産業省から表彰もされているんですよ。次に食領域には、カーボンウェーブを応用した鍋などの調理器具や炊飯器、解凍板があります。特に解凍板は食品の細胞を壊さずに解凍できるので、素材の味や食感を損なわず、自然解凍が可能です。鉄板の代わりとしての使用もおすすめですね。
 
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タージン 炭にコーティング剤や調理器具の素材としての活用法もあったとは、目からうろこです。美の領域も、気になりますね。
 
大木 美領域では、炭素99.9%のプレートの摩擦熱で肌に優しく刺激を与える「カーボンカッサプレート」や、薬用炭を活用したあぶらとり紙といった美容アイテムが人気です。また、製品そのもので美を表現した、炭素使用の本体に京蒔絵を施した万年筆やオルゴールも受注生産しています。
 
タージン 想像以上にさまざまな製品があるんですね! 大木社長が炭素という素材に惚れ込んで、その活用の幅を広げようと挑戦しているのがわかります。しかも、とても楽しんでいらっしゃいますね。
 
 
 
 

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