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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

事故から生還した整体師 地域密着型で出張も対応
健友館 中ちゃん整体療術院 院長 中川典和

 
プロフィール 福井県出身。交通事故で3ヶ月意識不明の重体に陥るも、奇跡のカムバックを果たす。言語・視力・身体など、リハビリによりさまざまな障害を克服しながら、必要性を感じて整体を学ぶように。2004年、健友館 中ちゃん整体療術院を開き、出張整体をスタート。2009年には店舗を構えた。タイ政府公認WATPOタイ古式マッサージ資格も習得し、地域密着型の整体師として支持を集めている。【ホームページ
 
 
 
臨死体験をしたことがあるという、健友館 中ちゃん整体療術院の中川典和院長。交通事故で約3ヶ月も意識不明に陥る重体となり、目覚めたときには身体にさまざまな障害を抱えていた。しかし、注射の辛さが転じて言語能力を呼び戻し、持ち前の負けず嫌いから身体も回復へ。その中で自身に必要を感じて学び始めた整体について、仕事というより道楽に近いと微笑む。逆境を乗り越え、整体による人助けの道に至った中川院長の軌跡に迫る。
 
 
 

3ヶ月意識不明の重体から奇跡のカムバック

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 福井県敦賀市にある、健友館 中ちゃん整体療術院さんにお邪魔しています。こちらの医院は何年くらい営んでおられるのですか。
 
中川 2009年に開院したので、早いもので11年が経ちます。2004年から出張整体を行っており、その期間を入れると16年ですね。
 
畑山 満を持しての開院だったのですね。中川院長が、整体師になったきっかけからうかがいましょう。
 
中川 私は生まれも育ちも敦賀市で、ごく普通の日常を送っていました。しかし、あるとき交通事故に遭い、3ヶ月意識不明に陥る重体となったものの、奇跡的にここまで回復したんです。とはいえ、人生は一転しましたね。意識不明時には、いわゆる臨死体験もしたんですよ。意識が戻ると、身体はまったく動かず、声も出ず、片目は見えずで、参りました。健常者から障がい者になった、人生のターニングポイントでした。
 
畑山 穏やかな語り口ですが、壮絶なご経験ですよ。どうやって、ここまで回復できたのでしょう?
 
中川 やせ細った身体には、注射が拷問のように痛かったんです。その辛さを訴えたいあまり、言語が回復してきまして(笑)。身体の回復には3~4年はかかりました。リハビリにより徐々に回復し、今は障害者手帳3級第2種の区分で、歩行時には補助器具が必要なレベルです。