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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

街づくりの一翼を担う
重要な測量・設計業

 

経営者としての責任、仲間としての同じ目線

 
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畑山 同業者はどれくらい存在するのですか?
 
田村 神戸に本社を置いている事業者だけで、50社ぐらいですね。個人事業主で活動している方もいますよ。
 
畑山 意外と多いんですね! それぞれの事業者で得意としていることがあるのでしょうか?
 
田村 ええ、例えば弊社では設計を強みとしています。
 
畑山 設計となると、街の景観づくりや建物の配置を決めるなど、プランニングも行うのですか?
 
田村 いえ、プランをつくるのはあくまでも官公庁なんです。私たちは建設コンサルタントして、官公庁が定めたプランに沿いながら、事故が起きないような工法などを技術者として提案しつつ、設計図を作成していきます。
 
畑山 そのあたりも一般の建設業とは異なるんですね。設計や測量は複数人で行うこともあると思います。チームづくりで大事にしていることがあれば教えてください。
 
田村 従業員が意見を言いやすい環境にすることを心がけています。ただ、弊社は昔から和気あいあいとした社風ですので、それほど心がけなくても、みんなバンバン意見を言ってくれますよ(笑)。
 
畑山 それはいいですね。でも、アットホームであることと緊張感のない雰囲気は、似ているようで別物です。従業員との距離感を測るのって難しくありませんか?
 
田村 そこに関しては、恵まれていると感じますね。というのも、従業員も自分たちで、真剣に仕事をするべきときはすると、しっかり線引きをしてくれているんです。だから、緊張感がなくなることはありません。
 
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畑山 田村社長がこの会社で一般社員からスタートしたことも、従業員の方々の気持ちを理解できる理由なのかもしれませんね。
 
田村 それは大きいと思いますね。しかし、そんな私でも見落としていることもあると思います。だから決して自分を過信せず、絶えず従業員の思いをキャッチするようにアンテナを張っていますよ。
 
畑山 組織のリーダーとしての責任を持ちながら、同じ目線であろうとする田村社長のお人柄。それが風通しの良い雰囲気を醸成するんだと思いますよ。