
インタビュアー 八木裕(野球解説者)
伊藤(和) もう30年ほどになりますね。皆様に支えられて、ここまでやって来れました。2011年にNPO法人にする際も、大阪府からの助成金を受けられるよう、行政書士さんに書類の作成などで助けていただきましたね。地域の方にも、バーベキューや運動会などのさまざまなイベントを通して、よくしていただいているんですよ。
八木 行政や地域の方に支えられながらやって来られたんですね。こちらでは、どのような作業を行っているのでしょうか。
伊藤(達) パッチワーク用の布に品番を書いた厚紙と帯を乗せ、きれいにテープで留めていくという作業がメインですね。2011年頃からこの作業を受注しており、発注業者さんも、ひまわり作業所の札を見ると、検品される方が安心すると言ってくださいます。
八木 それは嬉しいですね。きちんと評価していただけているということですから。

ご子息の達男さんは医療や介護の仕事の経験が豊富
八木 工賃をいただける達成感とやりがいも大事にしながら、作業の難易度を考えているんですね。達男さんは、伊藤代表と一緒に働き始めて長いのですか?
伊藤(達) 2017年頃からなので、もうすぐ2年になります。以前は、医療や介護の仕事をしていたんですよ。父もそろそろ高齢なので、助けになりたいと思って、この仕事を始めました。私がこの作業所で働きはじめて印象的だったのは、利用者の皆さんは、ピュアな人が多いということですね。