
インタビュアー 川村ゆきえ(タレント)
小川 私は、大学を卒業し電子機器部品のメーカーに就職し、営業職を務めました。その後、転職して経験を積む中で、矯正歯科で使用する器具を取り扱う外資系の商社を立ち上げに加わることになったんです。
川村 それが、矯正歯科のドクターとのお付き合いの始まりだったんですね。
小川 おっしゃるとおりです。その商社は30名ほどの小さな会社に成長しました。私は17年にわたって代表を務め、2017年に退任しまして。退任後にOffice Wisdomを立ち上げた当初は、矯正歯科とは関係のない業界のコンサルティングを手がけていました。でも、ひょんなきっかけで、矯正歯科のドクターからご連絡をいただき矯正歯科のサポートも行うようになったのです。
川村 ご連絡を受けるとは、それだけ矯正歯科の先生から頼られているのでしょうね。

川村 それでは、小川代表ならではのマーケティング手法を教えていただけますか。
小川 私が重視しているのは、お客様に考え方を変えていただくことです。人は、良い商品やサービスを開発すると自信を持ちます。それは悪いことではありません。しかし、自信があるからといって消費者が喜ぶとは限りませんよね。例えば化粧品を例に挙げると、「この化粧品には、お肌に効くこんな成分が入っています」と宣伝しても、女性が素直に飛び付くかどうか疑問です。