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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

地域の悩みをケアする
町の身近なお医者さん

 
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川上 佃医院さんは町のお医者様ですから、診療科目もきっと幅広いのでしょうね。
 
佃 診療科目は、主に内科と小児科、あとは外科ですね。患者さんは、生後2週間くらいのお子さんから100歳とご高齢の方までいらっしゃいますよ。時には保育園の検診に行ったり、来院が困難な担当患者さんの往診に行ったりもしています。
 
川上 0歳から100歳までとは、患者さんの世代も幅広くて驚きました! それもやはり、地域に根ざした病院だからこそでしょう。佃院長のもともとのご専門が気になります。
 
佃 私はもともと心臓外科医として大学に勤務していたんですよ。研修でニューヨークに行っていた時期もありました。
 
川上 心臓外科医ですか! しかも最先端のニューヨークで研修とはすごいですね! ご実家に戻られたのは、どのようなタイミングだったのでしょう?
 
 2002年、オーストラリアへ渡って医師としてさらに上のステージを目指そうとしていた矢先に父の容態が急変したので、この医院を継ぐことにしたんです。
 
川上 佃院長が医院を継がれるまでに、そういった経緯があったんですか。では、医院を引き継いでからはお父様と一緒に勤務なさる中で、地域医療のご経験を積まれたのですね。
 
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佃 それが、院長として医院を継いですぐに父が亡くなったので、一緒に働いたことはないんですよ。当時、父は私の勤めていた大学病院に入院していたんです。医院を継いですぐに「どうだ、開業医も悪くないだろ」なんて言っていましたね。それから2日後、私の子どもの小学校の入学式の日に亡くなりました。
 
川上 佃院長とお孫さんの新たな門出を見届けて、安心なさったのかもしれませんね。お父様から引き継いだ当時を振り返ってみて、医院での実際のお仕事はどうでしたか?
 
佃 最初は何もかも全然わかりませんでしたよ(笑)。地域医療は、心臓外科のような専門医療とはまったく勝手が違うんです。父のように幅広い診療科目に対応するために、いろいろな診療科を学び直しました。ただ、子どもの頃から父が仕事をしている姿を見ていましたし、心臓外科でも新生児や乳幼児を診ることもあったので、ミルクをあげたり、オムツを替えたり、小さなお子さんの扱いには結構慣れたものでしたね。何しろ、私も育児経験のある父親ですから。
 
 
 
 

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