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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

国民総カラオケ社会で
老後を人生のご褒美に

 

最後の10年を寝たきりで過ごしますか?

 
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気軽に通えるカラオケハウス「銀の夢」
川上 健康寿命延伸についてもうかがいましょう。「健康寿命」という言葉は、最近は保険会社のCMでも聞くようになりました。
 
宇野 ようやく、といった感じですね。WHOが「健康上問題がなく、自立して日常生活を送ることができる期間」を健康寿命と定義し、その重要性を提唱したのが2000年です。しかし、日本の厚生労働省が本格的に健康寿命を取り上げたのは2012年7月に策定された「健康日本21」においてでした。
 
川上 世界と10年以上の開きがあったとは驚きですね。
 
宇野 個人的には、日本国民の寿命と健康寿命の差が大きかったことが原因ではないかと考えています。国民にマイナスイメージを与えると思い、政府が及び腰になったのではないでしょうか。
 
川上 寿命と健康寿命の差は、実際どれくらいあるのですか?
 
宇野 2016年の時点で、男性で8.84歳、女性で12.35歳の差があります。女性のほうが差に開きがあるのは、男性80.98歳、女性87.14歳と寿命の差があるからでしょうね。
 
川上 私は女性なので、このままデータどおりにいくと、人生の最後の12年間は介護を受けて暮らさないといけないのか・・・。自分より、私の周囲にいる人への負担が心配です。
 
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宇野 約10年ですからね。川上さんが心配されるように、介護をする家族や周囲の人たちへの精神的、経済的負担は大きいでしょう。寝たきりや介護が必要な老後を避けたいと願うのは、人として当然です。それに、国だって福祉や医療にかかるお金が増えると困ります。
 
川上 長寿大国であることは決して悪いことではないけれど、ただ長寿なだけでは誰も幸せにはなれないんですね。特に今の日本は、超高齢社会といわれて、医療費の国庫圧迫が喫緊の課題になっていますから。
 
宇野 そこで、国も民間レベルでの健康寿命延伸の取り組みに大きな期待を寄せています。健康寿命延伸に関わる事業の市場は、2020年には10兆円規模に成長すると見込まれていいるほどです。しかし、具体的なビジネスモデルはいまだ提示されていないのが現状ですね。
 
川上 まだまだ模索中の状態の中、カラオケという具体的なビジョンを掲げ、世に先駆けて取り組みを始めているのが宇野会長なんですね。
 
 
 
 

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