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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客の思いを汲み取り
引越しを徹底サポート

 

「わかりません」と答えるのは申し訳ない

 
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水野 引越しの現場では、お客さんによって要望が違うでしょうね。
 
川村 ええ。弊社は「今日、引越したい」「誰にも気付かれず転居したい」など、どのようなご依頼でも基本的にお断りしません。また距離も問わないため、最も遠方で関東から北海道まで行ったことがあるんですよ。引越しというのは荷物を相手にするのではなく、お客様という“人”にサービスを提供する仕事です。決められたメニューだけをこなすのではなく、弊社はお客様のご要望やお気持ちを汲み取って、一人ひとりに合ったオーダーメイドのお引越しをご提供しています。
 
水野 そのポリシーを貫いていれば、お客さんとの距離も近くなるでしょうね。
 
川村 そうなんです。引越し後に「近くに寄ったら、野菜を取りにいらっしゃい」とお電話をくださった方もいらっしゃるほど、弊社はお客様と心の通ったお付き合いができているんですよ。「困ったら川村さんに相談しよう」と言っていただけて、お客様と一生のお付き合いができる関係を築きたいと思っています。引越しは、あくまでもその手段にすぎないんです。
 
水野 素晴らしいお考えだと思います! ただ、もしも川村社長に解決できないご相談があったときはどうされるのでしょう。
 
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川村 私は、絶対に「できない」というご返事をしません。どうしてもわからないことは「調べます」とお答えして解決方法を探ります。お客様はわからなくて質問するのだから、私が「わかりません」「できません」とお答えしたら申し訳ありませんよ。
 
水野 お客さんの目線に立っておられるのがわかります。それだけ親身なお付き合いをしていると、川村社長ご自身もお客さんから多くのことを学べるでしょうね。
 
川村 水野さんのおっしゃるとおりです。例えば引越しの作業中に、私たちよりずっと収納上手なお客様の様子を見て、より良い片付け方法を学んだこともあります。そうして得たノウハウをフィードバックすることで、また別のお客様に喜んでいただける。私は今も勉強をし続けており、とても充実した毎日を過ごしています。