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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

総合物流や生花業を通じ 顧客の笑顔を増やしたい
合資会社マルマツ商会/アバンギャルドイズム花木 代表取締役 松浦進二

 
プロフィール 神奈川県出身。大学卒業後、大手自動車メーカーに就職。その後、知人の勧めで物流事業を興すことに。他界した父親が戦前に興した会社である、マルマツ商会の事業内容を変え、合資会社として引き継いだ。また、生花卸業を営んでいた知人から事業を引き継ぎ、2018年に神奈川県相模原市にアバンギャルドイズム花木を開店した。【ホームページ
 
 
 
神奈川県大和市で総合物流業を手がけ、相模原市でフラワーショップも営む合資会社マルマツ商会は、松浦進二代表取締役の父が戦前に設立した歴史ある会社だ。松浦社長は「どのような事業であっても、エンドユーザーを大切にする心がなければならない」と語り、世間の目を気にしすぎず、ぶれない自分でいることの重要性を説く。同社を訪問した女優の杉田かおる氏は対談後、「人として、とても魅力がある経営者」と評した。
 
 
 

贈り花の胡蝶蘭やスタンド花、ドライフラワーの専門店

 
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インタビュアー 杉田かおる(女優)
杉田 物流事業を手がけておられる、合資会社マルマツ商会さん。生花店であるアバンギャルドイズム花木さんも運営されているそうですね。どういったお花を扱っているのでしょう。
 
松浦 贈り物の胡蝶蘭やスタンド花、ドライフラワー、プリザーブドフラワーなどを、お客様のご要望に合わせておつくりしています。そのため、店頭に生花はあまり置いていないんですよ。ほかにも、北欧雑貨やディスプレイ用の花材装飾なども扱っています。
 
杉田 プリザーブドフラワーって、特殊な加工を施して、花を長持ちさせる技術ですよね。
 
松浦 はい。生花だとすぐに枯れてしまいますが、プリザーブドフラワーは長く色や形を保つことができますし、いろいろなデザインや組み合わせができるので可能性も広がります。例えば弊社では、お客様にとって大切な方が亡くなってしまった際、その方の雰囲気などをお聞きして、その方をイメージしたプリザーブドフラワーをおつくりすることもあります。多くのお客様に喜ばれていますよ。
 
杉田 確かに、言葉でも人のイメージを花で表すことがありますね。ひまわりのように明るい人だとか、スミレのように上品な人だとか。その人のイメージにあったプリザーブドフラワーは、贈り物としてとても喜ばれるでしょう。それにしても、きれいな店内ですね。いつオープンされたのですか。
 
松浦 昨年の2018年です。この事業は知人から引き継いだもので、元は埼玉県に店舗がありました。