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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

女性の暮らしが花ひらく 住まいづくりをサポート
株式会社アルトベッラ 代表取締役 堤ひさよ

 
プロフィール 大学時代に留学したフランスで、インテリア・住空間への意識の高さに衝撃を受けインテリアコーディネーターになる。リビングデザインセンターOZONEなどに勤務し20年以上のキャリアを積んだ。出産・子育てや闘病などライフステージの変化に伴い、住まい全体に関わる仕事を志向するようになり、宅地建物取引士の資格を取得。リフォーム事業のノウハウも身につけ、2016年に(株)アルトベッラを設立し、宅地建物取引業者免許も取得した。【ホームページ
 
 
 
「“自分の城”である家を持ちたくてもなかなか一歩を踏み出せない女性の背中を、後押しできる存在になりたい」と語るのは、株式会社アルトベッラの堤ひさよ代表取締役。インテリアコーディネーター歴20年以上の経験を活かし、住まい探しからインテリアの提案までを一貫してサポートしている。「家を購入した人たちの今後の人生が花ひらくように」と、購入者の将来を見据えた提案をすることを心がけている堤社長。その思いに迫るべく、これまでの歩みや事業についてうかがった。
 
 
 

住まい探しからインテリアの提案まで

 
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インタビュアー 川上麻衣子(女優)
川上 女性目線のリフォーム、リノベーションなどを手がけている株式会社アルトベッラさん。堤社長はインテリアコーディネーターとして20年以上のキャリアをお持ちだとか。
 
 はい。その経験を活かし、弊社ではインテリアのご提案から住まい探しまでのサービスを、ワンストップで提供しています。
 
川上 それは興味深いです。今の事業を立ち上げるまでの歩みを教えていただけますか?
 
 インテリアに興味を持ったのは大学時代のフランス留学がきっかけでした。ドアノブ一つ選ぶのにもこだわるフランスの住まいへの美意識の高さに感銘を受けたんです。年齢や職業にかかわらず、インテリア、つまり自分の住まいに対して高い関心を持っていることに驚きました。卒業後は金融機関に就職しましたが、住まいに関わる仕事をあきらめきれなくて、インテリアコーディネーターの資格を取得して、家具販売店やリビングデザインセンターOZONE(オゾン)でインテリアコーディネーターとして20年以上働いてきたんです。リフォームやリノベーションなど、住まい全体に関わる仕事をしたいと考えるようになったのは、病気で会社を休職したことがきっかけでした。
 
川上 闘病中に考えの変化が起きたのですか?
 
 ええ。復職までの半年間を踏ん張れたのは、勤務先にご配慮いただいたおかげなのはもちろんのこと、東京に自分で購入したマンションを持っていたからだと思ったんです。また、これからも暮らしに携わる仕事をしていくのなら、内装だけでなく、住居全体に関する知識の必要性を感じまして。それで復職後は、結婚、出産、子育てとライフステージが変化していく中、その考えがますます強まっていったので建物を扱える、宅地建物取引士の資格を取得して独立したんです。