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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

強みに気付くコンサルで 中小企業を元気にする!
相澤経営コンサルティングオフィス 代表・中小企業診断士 相澤英生

 
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インタビュアー 鶴久政治(ミュージシャン)
鶴久 東京都練馬区を拠点にご活躍中の、相澤経営コンサルティングオフィスさん。まずは相澤代表のご経歴や、独立のきっかけをお聞かせください。
 
相澤 私は大学卒業後、大手損害保険会社に就職しました。本社とグループ企業を行き来しながら、商品開発、法務、コンプライアンスなど、どちらかというと専門的な分野での経験を積んだんです。そうした中で、幅を広げてさらにスキルアップしたいと考え、中小企業診断士の資格に挑戦し、取得しました。50歳を迎えるのを機に、これまでとは違う生き方にチャレンジしてみたいと思い、2017年に独立したんです。
 
鶴久 大きな決断をなさったんですね。実際に独立してみて、どうでしたか。
 
相澤 悩みを抱える経営者の方々の力になれる。それが嬉しいですね。この道を選んで本当に良かったと思います。
 
鶴久 現在は中小企業診断士としてさまざまな形で経営者の相談に乗っていらっしゃると思います。具体的にはどのような形で支援をなさっているんですか。
 
相澤 国が中小企業や小規模事業者をサポートするため、各都道府県に1ヶ所ずつ「よろず支援拠点」という無料経営相談所を開設しているんです。私は現在、埼玉県のよろず支援拠点でコーディネーターを務め、経営に関するあらゆるご相談をお引き受けしているんですよ。財務状況を調べて改善点を見つけたり、工場や店舗など職場環境の視察へ行き、改善のアドバイスをしたり。時には店の掃除や片付けを手伝うこともありますね(笑)。
 
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鶴久 そこまで親身になってくれるなんて、ありがたいと思いますよ。相談に乗るとき、特に意識していらっしゃることがあれば教えてください。
 
相澤 一人ひとりのお話をじっくりとうかがって、問題となっていることの原因を見つけるまで、ともかく会話を続けることを大事にしています。日々忙しい経営者の方々は、「売り上げが落ちた」「利益が出ない」など経営に問題があっても、その原因を突き止める時間や心の余裕がありません。しかも、相談相手がおらず、従業員にも弱みを見せられない孤独な存在です。そうした方々の心の支えになるのが私の役割の一つだと思っています。話し相手がいるだけでも気持ちが楽になるでしょうから、どんなに些細なご相談でもかまわないので、ぜひ気軽にご相談いただきたいですね。