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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

化学調味料は不使用! 世界も認める直七の美味
直七の里株式会社 代表取締役社長 柴田三朗

 
プロフィール 香川県出身。大阪の食品卸売会社で40年にわたり勤務。コンビニエンスストアなど大口顧客を担当した。その業務を通じ、高知県宿毛市の特産品「直七」と出合う。他の柑橘類にないまろやかな酸味に魅了され、全国へ流通させたいという志を抱くように。直七の里(株)を設立後、長年の卸売業で培った流通ノウハウを活用し、主に首都圏中心で「直七ポン酢」を販促。近年では西日本でも販路を開拓し、反響を呼んでいる。【ホームページ
 
 
 
お酢代わりに柑橘果実を使うなど、“酢みかん文化”が根付いている高知県。数多く栽培されている柑橘類の中でも幻と称されるのが、「直七」だ。生産地である宿毛市以外では高知県でも知られていなかった直七が、まろやかな酸味とさわやかな味わいで、近年は一流シェフやパティシエからも注目されている。幻のベールを脱ぎつつある直七を、さらに全国へ広めようと情熱を燃やす、直七の里株式会社の柴田三朗代表取締役社長に話をうかがった。
 
 
 

偶然に出合った高知県宿毛市の特産「直七」

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 柑橘類「直七」の食品を製造、販売している直七の里株式会社さん。まずは柴田社長の歩みを教えてください。
 
柴田 私は香川県小豆島出身、兵庫県育ちです。大学卒業後は家業の酒店で働いた後、食品卸売業に就職して40年間働きました。
 
八木 約半世紀も会社員として勤め、なぜ起業しようと思われたのですか?
 
柴田 直七との出合いがきっかけです。担当取引先へ新規提案するために、四国で他社が扱っていない特産品を探す中で偶然出合ったのが直七でした。すぐに産地の高知県宿毛市へ飛び、当時の市長とも面会しました。すると、直七を売り出すために、生産組合を立ち上げ、ポン酢その他を製造しているとのこと。あとは販売力を補う必要があり、直七の里株式会社を立上げて販売を担うことになりました。なお、現在は経営基盤の安定と規模拡大のため、直七生産組合から三松義高氏が代表取締役を務める直七生産株式会社として法人化し、直七に携わる農家の方々も増えております。また、三松氏には弊社の取締役会長を兼務いただき、私は直七生産株式会社の相談役も兼ねさせていただいております。
 
八木 地元農家の生産力と、長年の卸売業で培ったノウハウが手を結んだわけですね。
 
柴田 はい。マーケティング戦略も練り、まずは西日本に比べてポン酢文化が根付いてない東日本から販売を開始しました。そして昨年2018年からは大阪でも販促を開始し、少しずつ反響をいただいています。