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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

利用者の心に寄り添う
安心の介護タクシー

 

培った経験のすべてが生かせる仕事と確信

 
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水野 これまでずっと介護業界で働かれていたんですか?
 
片山 いいえ。この仕事に巡り合うまでには、一言で言い尽くせない紆余曲折があったんですよ(笑)。
 
水野 それは興味深いですね。ぜひ教えてください。
 
片山 社会人第一歩は教育関係、続いて派遣社員として空港の土産販売会社、さらに百貨店勤務、タクシードライバー、介護施設と本当にさまざまな仕事を経験しましたね。
 
水野 タクシードライバーと介護施設での経験が今につながったという感じでしょうか。
 
片山 そうですね。ただ、タクシードライバーをしていたときも介護施設で働いていたときも介護タクシーについてはほとんど知識がありませんでした。そんな中、ちょうど介護の仕事にやりがいを感じ始めた頃、ご主人が介護タクシーをしているというヘルパーさんに出会ったんです。
 
水野 それが介護タクシーを知ったきっかけだったんだ! 運命の出会いですね。
 
片山 ええ。私が二種免許を持っていることを話すとすぐにご主人を紹介してくださり、お話を聞きにうかがいました。ご主人の携帯はひっきりなしに鳴っていて、とても忙しそうだったことをよく覚えています。お話を聞くうちにいろいろな経験をしてきた私だからこそできる仕事なのではないかと、業界に飛び込むことを決意しました。
 
水野 確かにタクシードライバーと介護の両方のノウハウを持った片山代表にピッタリのお仕事です。
 
片山 しかも私の住んでいるところが、八潮市という東京も埼玉もカバーできる立地でして。これはやるしかないと妻に相談すると、快く背中を押してくれました。
 
水野 独立となると、家族の生活もかかっています。不安はありませんでしたか?
 
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片山 不思議なことにまったくありませんでしたね。今までの経験がすべて生かせるこの道で一生涯やっていこうと固い決意でスタートしました。
 
水野 実際にどのような経験が今、役立っているとお考えですか?
 
片山 まず、教材の訪問販売や百貨店での接客で、お客様とコミュニケーションを取る力が身につきました。そして、タクシードライバーとしてプロフェッショナルなドライバーテクニックも学ばせていただきました。さらに、介護施設で学んだ高齢者への介助の仕方も非常に役立っていますね。
 
水野 そう考えると片山代表は、何かに導かれてこの道にたどり着いたという感じがしますね。
 
片山 ええ、私自身もまさにそう思っていますよ。