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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

患者の良い明日のために24時間対応の訪問看護
訪問看護ステーション サークル/株式会社eXAS 代表取締役 鈴木久美子

 
プロフィール 兵庫県出身。学業修了後、看護師として病院に勤務。その後、兵庫県加西市の社会福祉法人で、訪問看護とターミナルケアに携わった。2018年4月に独立し、「訪問看護ステーション サークル」を運営する、(株)eXASを設立。同じく訪問診療や在宅ケアに取り組む地域の医療機関などとも連携しながら、在宅療養を希望する患者のために、訪問看護サービスを手がけている。【ホームページ
 
 
 
人生の最期は住み慣れた自宅で過ごしたい。そんな終末期の思いに向き合う訪問看護施設が、兵庫県加西市の「訪問看護ステーション サークル」だ。運営する株式会社eXAS(イクサス)の代表取締役である鈴木久美子氏は、肉親を自宅で看取った経験をきっかけに、訪問看護の大切さに目覚め起業。訪問診療に取り組む医師や優秀なスタッフと連携し、心のこもったケアを行っている。そんな鈴木社長に、訪問看護への熱意を語っていただいた。
 
 
 

24時間対応の訪問看護ステーション

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 兵庫県加西市で株式会社eXASが運営する、訪問看護ステーション サークルさん。まずは事業内容からお聞かせください。
 
鈴木 当施設は、赤ちゃんからご高齢者まで年齢を問わず、在宅療養を希望する患者様への訪問看護を行っています。ターミナルケア、いわゆる終末期の患者様への看護には、特に力を注いでいますね。また、当施設は24時間、365日、いつでも患者様のご要望に対応できるのが大きな強みです。さらに、医療保険と介護保険に対応していますので、同じステーションで両方のサービスを受けられるのも、患者様にとって大きなメリットになると思いますよ。
 
タージン 24時間対応ですか! それだけ充実したサービスを受けられるのは、患者さんとしては助かりますね。非常に頼りになる、貴重な存在だと思いますよ。鈴木社長はこれまでずっと看護師を続けてこられたんですか?
 
鈴木 はい。社会人になってからすぐに、看護師として病院に勤務しました。ただ、病院で働いていると、一人ひとりの患者様が抱えるお悩みや、お気持ちになかなか向き合うことができません。何かご要望があったとしても院内の業務を優先しなければならず、すぐにお応えできないというジレンマを抱えていたんです。自分が本当にしたかった看護とはこういうものなのか。それとも、自分は看護師の器ではないのかと、悩みながら仕事を続けました。