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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

140年以上前から不変の菓子の製法と開拓魂
株式会社龜井堂總本店 松井隆昌

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 神戸元町で菓子製造・小売を手がける株式会社龜井堂總本店さんは、2018年で創業145年の老舗。看板商品の瓦せんべいは、私も昔からよく食べていました。懐かしい味で、誰もが親しめるお菓子なので、贈り物にぴったりでしょうね。
 
松井 ありがとうございます。140年以上、製法を変えていないところが、お客様から長年愛されてきた理由の一つだと思います。ただ、今でこそ懐かしいお菓子の瓦せんべいですが、創業者の松井佐助がつくった当時は、斬新な商品だったんですよ。その頃の高級食材である砂糖と卵を使用し、大変珍しがられたそうです。せんべいならではの日持ちの良さから各地に流通し、瓦せんべいというジャンルが全国に認知されたのです。
 
タージン 米菓とは違うまったく新しいおせんべいか。お菓子界の新発明と呼べますね。
 
松井 瓦せんべいを考案したとき、松井佐助は18歳でした。そのパイオニア精神は、現在の龜井堂總本店にも脈々と受け継がれています。
 
タージン ということは何か新しい商品を出されたのですね。
 
松井 ええ。それがこの「神戸元町バターサンド TONOWA(トノワ)」です。「和・環・話」の意味を名に込め、2018年5月から発売開始しました。日本で初めてオリーブを栽培した神戸らしく、オリーブを使用しています。ぜひ召し上がってください。
 
タージン ありがとうございます。・・・これは日本茶、紅茶、両方に合うおいしさですね。オリーブも、今まで使用したお菓子がなかったのが不思議なくらい、良い食感だ!
 
松井 オリーブは甘くないため、敬遠されてきたのでしょう。当店では、小豆をあんこにする和菓子の技術を応用し、甘く仕立てています。
 
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タージン 和菓子の匠の技も、しっかり活かされているんだ。いやぁ、TONOWAを食べると「バターサンドにはレーズン」という固定観念が変わりますね。
 
松井 卵と砂糖でせんべいをつくった松井佐助のように、TONOWAでバターサンドの可能性を広げられれば嬉しいですね。
 
タージン 老舗の伝統は、常に変革を求める姿勢によって築き上げられてきたわけだ。
 
松井 おっしゃるとおりです。今後も攻めることを恐れず、常にお客様に喜んでいただき、地域のアイデンティティとなる存在であり続けたいですね。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
感謝や恩返しの気持ちを持つことです。私は会社の歴史や地域の方々に育てていただいたので、その2つに恩返しがしたい。そのために、神戸を世界中の人々が集まる場所にしたいですね。そうして活動していくことが、仕事の楽しみにつながっています。
(松井隆昌)
 

:: 企業情報 ::

株式会社龜井堂總本店

〒560-0022 兵庫県神戸市中央区元町通6-3-17

ホームページ
http://www.kameido.co.jp/

 
 
 
 

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