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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

1貫の寿司に心を込めて
最高のタイミングで提供

 

カウンター越しの何気ない会話を大切に

 
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タージン たまたま入店したときに希少部位を食べることができたお客さんは、さぞかし嬉しいでしょうね! そんな希少部位も含め、寿司ネタの仕入れや買い付けは朝比奈代表ご自身がなさっているんですか?
 
朝比奈 いえ、昔から付き合いのある友人に仲買をお願いしています。より良いものをより安く、全国から厳選して仕入れてきてくれるので、本当に信頼して任せられるんです。当店で使用する魚介類はすべて天然ものですので、仕入れ価格としては決して安くはありません。しかし、京橋という立地は「物価が安い」というイメージがありますから、商品として値段を付けるときはいつも悩みますね。
 
タージン すべて天然ものですか! 信頼できる仲買人のご友人がいらっしゃるのは助かりますね。しかし、天然ものですと、やはり台風や時化などの天候によっても仕入れは大きく左右されますよね。
 
朝比奈 そうですね。年々漁獲量が減って、価格が上がってきている魚も多いので、利益の面では難しいところはあります。でも、お客様には四季折々の旬のにぎりを最もおいしいタイミングで召し上がってほしいですから、最大限の努力をさせていただいています。
 
タージン なるほど! 天然ものにこだわっているところに、旬のものを最高のタイミングで提供したいという朝比奈代表の思いが伝わってきます。それに、朝比奈代表はお人柄が良くて、とてもお話ししやすいので、カウンターに座るお客さんとの会話が弾みそうですね!
 
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朝比奈 ええ。人生の大先輩であるお客様に教えられることも多いので楽しくて、気付けば閉店時間を過ぎていることもありますよ(笑)。とは言え、あまり馴れ馴れしくなりすぎないように、基本的には一線は引いています。ただ、時と場合によっては、軽めの雰囲気でお話しすることもありますね。
 
タージン その絶妙なあんばいが、お客さんにとっては心地いいのかもしれませんね。朝比奈代表がお仕事にやりがいを感じるのも、お客さんとのコミュニケーションにあるんでしょうか?
 
朝比奈 そうですね。やはりお客様からの「ありがとう」、「ごちそうさま」という言葉は私の一番のエネルギーになります。お客様が本当に満足そうな表情をなさっているのを見ると、私もとても幸せですね。