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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

子どもの能力を引き出す発達障害児支援施設
特定非営利活動法人基本塾 理事長 髙橋美恵子

 
プロフィール 千葉県出身。学業修了後、教員となり小学校高学年の担任を中心に受け持つ。その後、初めて1年生の担任になった際に発達障害児と出会い、試行錯誤の教育を続けながら専門的な勉強を始めた。“教育の力”で何とか発達障害児を支援したいという気持ちが強くなり、28年勤めた教員を退職。2016年に(特非)基本塾を設立した。想定以上の利用者数の増加から、ニーズに応えるため2019年に4ヶ所目の営業所を設ける予定。【ホームページ
 
 
 
発達障害児の支援事業は非常に大変で難しい仕事だと、一般的には考えられている。しかし、特定非営利活動法人基本塾・理事長の髙橋美恵子氏は、そんなことを微塵も感じさせない明るい口調で質問に答えてくれた。その言葉にはエネルギーが満ち溢れ、子どもたちへの深い愛情が込められている。髙橋理事長が特に熱く語ったのは、子どものさらなる成長への支援策と、発達障害に対する社会の誤った認識の是正についてだった。
 
 
 

発達障害児との出会いから始まる

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 千葉県東金市で、放課後等デイサービス事業、児童発達支援事業を手がける基本塾さん。千葉県の認可を受けた児童通所施設とうかがっています。まずは設立までの経緯を教えてください。
 
髙橋 小学校で教鞭をとっていたときに、1年生を担任に持つ機会がありました。そのときに受け持った児童に発達障害の子がいたのが今の仕事をすることになるきっかけです。当時はまだ、注意欠如・多動症――いわゆるADHDや、自閉症スペクトラムなどを総称する「発達障害」という言葉もない時代。独学で、手探りしながら教育をする日々でした。その中で、お医者様が処方してくれる薬に頼るだけではなく、“教育のちから”でも発達障害児たちを何とかしたいという気持ちが芽生え、本格的に勉強をするようになったんです。その後、28年間勤めた教職を辞め、教員指導や学校を訪問して相談を受ける巡回相談員、東金市の「子どもと親の相談員」などの経験を経て、2016年にこの施設を設立しました。
 
名高 小学校の教員として培ってきた経験の先に、障害を持った子どもたちへの支援の道を見出したと。では、基本塾さんの具体的な活動内容を教えてください。
 
髙橋 小学校1年生から20歳までを対象とした放課後等デイサービス事業と、未就学児を対象とした児童発達支援事業のサービスを提供しています。午前中は不登校児へ勉強を教える活動が中心で、午後は学校が終わってからくる子どもたちの支援をしています。
 
 
 
 

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