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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

重い障害を持つ方を医療と福祉で支援
社会福祉法人日本心身障害児協会/島田療育センター 理事長 河幹夫

 
プロフィール 東京都出身。学生時代から障害者福祉に携わりたいとの考えをもち、大学卒業後に厚生省(現厚生労働省)に入省、数々の施策に携わる。退職後は医療福祉関係の大学で教授として教鞭を執り、後進の育成に当たる。2017年に社会福祉法人日本心身障害児協会が運営する島田療育センターの理事長に就任。歴史ある施設で障害者福祉のために尽力している。【ホームページ
 
 
 
重い障害をもつ子どもたちを支援するべく1961年に開設され、60年近くもの間、障害児・者福祉の最前線に立つのは、社会福祉法人日本心身障害児協会が運営する島田療育センターである。かつては支えとなる制度もなく、国からの援助など後ろ盾もない中で誕生した同センター。医療を核とした福祉施設としては、民間では日本初だった。そんな歴史ある施設の河幹夫理事長に、施設の特長と理念、そして今後の展望をうかがった。
 
 
 

日本で初めて誕生した医療を伴う施設

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 社会福祉法人日本心身障害児協会が運営する施設、島田療育センターにお邪魔しています。こちらはかなり歴史のある施設だとうかがいしました。
 
河 はい。当施設は、知的障害と身体障害の両方を抱えた重症心身障障害児・者を療育するための施設として、1961年に開設しました。福祉施設として介護や支援だけでなく、病院として医療的ケアも行える民間の施設は当時の日本では初めてでした。開設時は児童福祉法の適用が認められなかったため、国からの援助や支えとなる制度がなく、協力できる仲間も少ない。そんな状態から、障害のある子どもたちを支援したいという先人たちの思いが形になったんです。
 
名高 法律や制度がまだ整備されていない時代に、こうした施設を開設なさるには相当なご苦労があったのだと思います。それほど由緒ある施設の理事長として、去年2017年に河理事長が就任なさったそうですね。それ以前はどのようなお仕事をなさっていたんですか?
 
河 大学を卒業してから33年間、かつての厚生省で国家公務員として勤務していました。厚生省を退職した後は神奈川県にある医療福祉関係の大学教授を10年勤め、去年の6月から理事長に就任しました。
 
 
 
 

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