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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

あかぬけた髪型と世界に 
誇るいやしの理容施術

 

共に喜べる感動をつくる

 
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著書には理容師の哲学が込められている
 先ほどご自分のハサミを使っているとおっしゃいました。と言うことは、松永社長も現役でカットなさっているんですね! 長年キャリアを積まれて、経営者として大きな会社をまとめながらも、ずっと現役でいらっしゃる理由とはなんでしょう。
 
松永 やはり仕事が楽しいからですね。でも、現場に立つためには流行に敏感であることも必要です。そのため、私は街中で流行の髪型を観察し、スタッフともミーティングや勉強会も開いています。ニーズは時代によって変わりますから、自分の技術や知識を過信して勉強を怠れば、お客様に満足していただけません。弊社では女性理容師も多く活躍していますし、いわゆる床屋の古いイメージを変えていきたいのです。
 
 僕は若い頃に床屋さんで雑誌の写真を見せて、これと同じ髪型にしてほしいと言ったら、全然違う髪型にされたことがありますよ(笑)。今後さらに時代に合わせて理容師のあり方も変わっていくでしょうね。
 
松永 そうでなくてはなりませんね。私も流行をとらえつつも、なるべく常連のお客様を担当しています。と言うのも、感性は若い人同士のほうが理解し合えますから。しかし、例えば常連のお父さんが小さい頃から連れてきていた息子さんが、成長してから私を指名してくれることもあります。若い方にも指名してもらえるのは、職人冥利に尽きますね。やはり、理容師は自分でなければできない仕事がやれるように成長していくのが一番の喜びだと思います。
 
 それが一人ひとりの個性なんですね。芸術の世界にもよく似ている気がします。
  松永 そのとおりです。どんなに優れた技術を持っていても、他人とまったく同じ仕事はできません。例えば、書道で何人かに山という字を書かせても、みんな微妙に違う。それはヘアカットも同様です。わずかな違いで似合ったり似合わなかったりする。カットしたのがいつもの担当者ではないと、お客様本人もわかるし、そのご家族にもわかるんですよ。
 
 僕も普段の美容師ではない方にカットしてもらったときは、「今日は何か違うね」って妻に言われますよ。同じ髪型でも、切る人で異なるのがわかりますね。
 
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松永 ええ。最近はツーブロックの髪型が流行して、髪を刈り上げる方が多いですよね。刈り上げる場合は丸みをつけるようにします。でも、担当者の個性やトレンドによっては、その丸みが卵のような楕円であったり、ボールのように丸くなったりするんです。
 
 本当に微妙な違いでも、自分の理想どおりになったときは嬉しいですよね。
 
松永 そこが一番の喜びです。自分も満足し、お客様も満足する。弊社の理念は「お客様と感動を」です。お客様“に”感動を与えるだけではなく、職人として自分も満足できなければなりません。共に喜べる感動をつくる。これが我がグループの共通の理念です。
 
 
 
 

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