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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

管工事の効率を高める 
システムとチームワーク

 

建築設備専用CADの導入で業務が劇的に変化

 
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矢部 Rebro? 初めて耳にしました。どのようなシステムなのですか。
 
山本 Rebroとは、図面を3D化できる建築設備専用CAD設備のことで、平面図を切り出して立体図を起こせるので、設計・施工時の業務を劇的に効率化できるんです。例えば、管工事における従来までのワークフローは、熟練した職人が平面図面を作成し、それをもとにパイプなどの資材を発注。届いた資材を現場で加工し、組み立てるという流れが一般的でした。
 
矢部 現場で加工・・・。すると、パイプの切れ端などのゴミが大量に生じますね。
 
山本 はい。現場には他の職人も出入りしますから、迅速なゴミの片付けが不可欠でした。いっぽう、Rebroの図面は3D化されているため、経験の浅い職人であっても全体像がイメージしやすく、かつ配管ごとのナンバリングが可能です。そのため、加工は現場でなく、社内で行うことができるんですよ。
 
矢部 社内で加工を行うのであれば、片付けは都合の良いときに、手の空いた人が行えばいい。確かに効率的ですね。
 
山本 そうなんです。加工そのものも熟練の職人が行う必要はなく、弊社では女性社員が加工していますよ。
 
矢部 ええーっ! 女性が? 今ふうな言い方をすれば「配管女子」だ(笑)。
 
山本 そうですね(笑)。その配管女子が、現場ごとに職人とスケジュール調整をしながら、図面のサイズ通りに加工していくんです。最強チームの一員として、欠かせない戦力になっていますよ。
 
矢部 そんな便利なシステムがあれば、私も配管女子になれるかしら?
 
山本 ちょっと訓練すればきっと大丈夫。従来であれば、加工する職人によってクオリティが左右されていましたが、Rebroを導入してから、誰が作業をしてもクオリティは高く、安定しています。常に均一のとれた資材を現場に送ることができるんですよ。
 
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Rebroを利用した図面と実際に加工されたパイプ
矢部 毎回高いクオリティの資材が届けば、現場の方も喜ぶでしょうね。図面はどなたが描かれるのですか。
 
山本 現場で熟練の職人が作成します。つまり、職人は図面の作成と施工を現場で、資材の加工と後片付けは社内作業で、といった形で分担することができ、通常4名ほどで回していた現場を、1人だけでも回せるようになりました。このことにより、人件費の削減、資材コスト、現場でのゴミ削減が図れたのです。大手ではRebroを導入している企業が少なくないものの、弊社のような小規模事業者で導入している業者は少ないでしょう。