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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 川﨑麻世(タレント)
川﨑 不動産事業を営むソニアコーポレーションさん。廣井社長と僕は、以前に面識があるそうですね。
 
廣井 そうなんです。実は私、10代の頃は芸能界を目指していて、川﨑さんとも一度だけ舞台で共演したことがあるんです。川﨑さんが赤いバイクで颯爽と稽古場に入ってこられたのを、昨日のことのように覚えています! 不動産業界に入った後も、川﨑さんをずっと応援していたので、お目にかかれてとても嬉しいです。
 
川﨑 そんなご縁があったんですね! 応援までしていただき、ありがとうございます。赤いバイクに乗っていたなら、ジャニーズの合宿所で暮らしていた頃かな? 駆け出しのタレントたちが暮らすシェアハウスのような場所が当時はあったんです。
 
廣井 本当ですか!? それはご縁がありますね。と言うのも、弊社の主な事業はシェアハウスの運営なんですよ。今ではシェアハウスという言葉もすっかりポピュラーになりました。でも、私がサービスを始めた2004年頃は、シェアハウスという言葉はありませんでした。
 
川﨑 すると、廣井社長はシェアハウス事業を他に先駆けて始められたと。
 
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廣井 そう言ってよいと思います。インターネットもなかった時代から、不動産業界で苦労を重ねて20代後半で会社を立ち上げました。シェアハウス事業を思いつく前、海外で1ヶ月ほどゲストハウス暮らしをしたことがありましてね。それ以来、日本でも同じような施設を運営したいと思っていたんです。当初ゲストハウスは主に外国の方や短期宿泊でお客様を招待するために利用されるものだったので、私としては長期で暮らせるハウスをつくりたいと思っていました。
 
川﨑 当時からルームシェアという概念なら日本にもありましたよね。
 
廣井 ええ。1つの物件に友達等と2人以上で住み、家賃や光熱費を分かち合うこと。私のイメージは少し違って、中古住宅などを改装し、その家を多人数でシェアして交流を楽しみながら生活する仕組みをつくりたかったんです。それで家をシェアするという意味でシェアハウスと弊社が名付け、雑誌やインターネットで広告を打ち始めたのがシェアハウスという言葉が広まった発端でした。