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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

先端技術の進化を支える 
職人技の高度な金属加工

 
 
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三浦 高度な技術が必要なパーツづくりに、試作段階から携わっているなんて、すごいことですよ!
 
濱中 H-IIAロケットの打ち上げが始まって以来ずっとですから、もう30年になりますね。培ってきた、しぼりの加工技術はどこにも負けない自信があります。もっとも近年は、技術以外の管理面でも高い水準が求められるようになりました。その点でも、ISO規格を取得し、専任者も配置して、最上級の危機管理と品質管理を徹底しています。事故防止についても、高い意識で取り組んでいますよ。
 
三浦 技術を守りながら、時代の流れの中で必要になったものも取り入れてきたと。それらを実現するためには、従業員の方々の協力が不可欠だったと思います。社内で心がけていることはありますか?
 
濱中 コミュニケーションを大事にしていますね。意見が言いやすいよう社内の風通しを良くして、みんなが気持ちよく仕事できる環境整備を心がけています。そのために日頃から積極的に、従業員たちに声をかけるようにしています。
 
三浦 いいですねぇ! 僕も現役時代、チームのキャプテンを務めたときはコミュニケーションを大事にしていました。風通しの良い組織だとメンバーが目標に向かって同じ方向に進めますからね。御社ではこれからも従業員が一致団結して、素晴らしい仕事をたくさん手がけるんでしょうね。
 
濱中 目の前の業務に誠実に取り組みながら若手を育成し、技術継承を進めていくのが今後の目標ですね。
 
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三浦 1つのことを突き詰めるのは大変だと思いますが、自分がつくるものが最先端の機械の一部を担っているわけですから、若者にとってもやりがいのある仕事でしょうね。職人仕事と聞くと地味に思う人もいるかもしれないけど、御社のしぼり加工は、未来をつくっていく夢のある技術だと思いました。ぜひ、この技術を絶やさずに、次代に受け継ぎ続けていただきたいです。
 
濱中 はい。どんなハイテクもローテクがなければ維持できません。そのためにも、努力を続けていきます!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
探究心を持ち続けることです。ストックした引き出しの中の情報を役立てることで、直面した難局をその都度、乗り越えてきました。あとは、目標を持ち続けることが、仕事を楽しむためには必要です。
(濱中剛)
 

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