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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール  岩手県出身。前職は大手製鉄会社の工場で管理業務を手がけていた。退職後、たまたま知人からロケバスの運転の手伝いを頼まれたことで、業界へ足を踏み入れることに。その後、大手制作会社との縁もあり、1986年に(有)麻生リースを設立した。バスの運行管理の法律改正などの影響を受け、2017年9月現在、ロケバスの業者26社で協会を立ち上げるべく奔走中。【ホームページ
 
 
 
テレビ番組などのロケ地にタレントやスタッフを送迎するロケバス。このサービスを提供する会社が、神奈川県川崎市の有限会社麻生リースだ。代表取締役の高橋保夫氏は、業界歴35年を越える大ベテラン。だが、現在の業界はある問題で揺れ動いているという。ドラマのロケで何度も顔を合わせたことがある杉田かおる氏と高橋社長が、業界の苦労話や今後の見通しについて、ざっくばらんに語り合った。
 
 
 

ロケバスは自分の故郷であり居場所だった

 
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インタビュアー 杉田かおる(女優)
杉田 テレビ番組などの撮影に使われるロケバスは、スタッフや機材、タレントさんをロケ地へ送り迎えするために欠かせないものです。麻生リースさんは、そのロケバスやメイク専用車などを提供してくださる会社。高橋社長と私は撮影現場で面識があるんですよね。
 
高橋 ドラマの撮影で、ずっとご一緒していましたね。
 
杉田 私のような子役出身の役者にとって、ロケバスは故郷であり自分の居場所になるんです。忙しくて学校に行けなくても、ロケバスのドライバーさんが話しかけてくれると、それだけで心が落ち着きました。
 
高橋 子役は現場で怒られても、泣くわけにいきません。ロケバスの中が逃げ場になっているようなところがありますね。
 
杉田 本当にその通り。子役に限らず、デビューしたばかりの新人は不安でいっぱいなんですよ。そこへ、高橋社長が優しく接してくださるとリラックスできるんです。今、私はあまりロケバスに乗る機会がなくなりましたが、たまに街で見かけると「乗りたいなあ」なんて思いますね(笑)。