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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

共存共栄の理念を胸に 
リサイクルに革命を

 

役割は「可能性の芽を出すこと」

 
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矢部 現在の事業内容について教えてください。
 
麦谷 リサイクルにはサーマルリサイクルと呼ばれる廃品の燃料化と、マテリアルリサイクルと呼ばれる廃品の再利用、ケミカルリサイクルと呼ばれる廃品の化学的分解の3種があり、我々はマテリアルリサイクルを行っています。その中でも、プラスチックのリサイクルに特化していますね。
 
矢部 プラスチックのリサイクルは、いつ頃から盛んになったのでしょうか?
 
麦谷 業界的には1997年頃でしょうか。中国にプラスチックを輸出するようになってから、一気に栄えましたね。それ以前から手がけていた我々の会社も、中国バブルで軌道に乗ったものの、時間が経つと参入業者も増えて競争も激化しました。そこで、追随できないような絶対的な仕組みをつくろうと考えたんです。
 
矢部 ワクワクする話だなぁ! 何に挑戦したんですか?
 
麦谷 高圧電線の被覆部分の再利用です。高い強度を持っていて、再生困難と言われていた素材でして。私は「絶対に何か手はあるだろう」と研究を始めました。妻の実家の会社で働きながら、MSCを設立したのもこの時期なんですよ。
 
矢部 同じリサイクル事業であるのに、新たに会社を設立したのはなぜですか?
 
麦谷 実際にリサイクルを行うのと、リサイクルの企画開発を行うのでは、求める人材が違うと考えたからです。現在も、2つの会社それぞれで働いてるんですよ。
 
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矢部 そうだったのですね。麦谷代表の覚悟の強さを感じます。それで、研究結果はどうなったのでしょう。
 
麦谷 リサイクル可能と結論が出ましたよ。ただ、あくまでも研究上の話です。それを実現する技術を、私は持っていませんでした。でも、そのときに偶然、プラスチック分野で国内有数の技術者に出会いまして。研究結果を伝えたところ、「一緒にしよう!」とタッグを組むことになりました。2人で取り組んだことで、新たに様々な発想を取り入れることができ、実現に成功したんですよ!
 
矢部 執念で出した芽が、偶然の出会いで花になったんですね! すごいドラマチックです。
 
麦谷 そのときに思ったのが、「自分の役割は原点をつくることではないか」ということです。不可能とされたものに私が芽を出させれば、様々な分野のスペシャリストたちが集結してくれるんじゃないかと。
 
矢部 広い知識と視野を持っていないとできない、難しい役割ですよ。
 
麦谷 その点、演出や照明、音響、役者など、いろいろな立場に目を配り、まとめあげなければいけない舞台監督の経験が私にはありますから!
 
矢部 若い頃の経験を、有効に再利用されているんだ(笑)。
 
 
 
 

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