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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

住民の健康を側で見守り 
地域を支える調剤薬局店

 

地域密着の薬局として医療連携を促進

 
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タージン 永田社長は、地域間の医療連携にも積極的だそうですね。
 
永田 特に地域包括ケアが進むここ最近は、これまで以上に取り組むようにしています。地域包括ケアは厚生労働省が主導する医療への施策で、病院、診療所、介護施設、在宅看護、そして薬局が連携を取り合いながら、地域全体で患者さんを支援するものです。
 
タージン 高齢者人口の増加による医療費の膨らみを抑える効果も見込んで、病院に一極集中していた患者を地域全体で包括しようという制度でもありますよね。その制度に対し、永田社長はどのような取り組みをされているのですか?
 
永田 平群町でも医師や薬剤師、看護師、ケアマネージャー、介護士などが協力して、完治はしていないけれど入院するほど深刻な病状ではない、といった方々を支援する体制を敷いています。私は薬剤師としてはもちろん、地域の世話役として、医療従事者がそれぞれ自分の役目をこなせるように、連絡調整なども担っていますね。
 
タージン 地域医療のネットワーク構築に尽力されているのですね。約100軒の医療機関から患者さんが訪れるメイプル薬局平群店だからできる役割でしょう。
 
永田 他にも応急診療所での調剤にも、率先して参加しています。奈良県斑鳩町に、生駒郡と北葛城郡の7町でつくった「三室休日応急診療所」があるんです。そこは、休日や夜間の診療所で、地域の医師や歯科医師、薬剤師、看護師などが輪番で担当するシステムになっています。そこで私は、日曜日や祝日など、2ヶ月に1度は活動するようにしているんですよ。
 
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タージン 応急診療所は、地域住民の安心に大きな意味を持ちます。そこに永田社長のようなベテランの薬剤師さんたちがいてくださると、より安心できますね。お話をうかがうと、地域の医療従事者からも、永田社長あるいは薬剤師そのものが非常に頼りにされていると感じます。
 
永田 やはり、不特定多数の患者さんと日常的に接する稀有な存在ですからね。だから、近年は高齢者の見守り活動も、市町村から委託されているんですよ。いつも来店される高齢者に、なにか変化があればすぐに社会科指導室に連絡し、その方の“万が一”を未然に防ぐんです。
 
タージン 患者さんが出すわずかな信号もキャッチして、不測の事態を防ぐ。私が考えていた以上に、薬剤師という職業は奥深いんですね。
 
 
 
 

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