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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 鹿児島県出身。百貨店や大手保険会社を経て、美容機器の製造販売会社へ転職。社内の組織づくりなどに取り組む。当時の社長に接遇講師への転進を勧められ、歯科やエステなどでの接遇指導・新人教育に携わるように。2014年にアンドスマイルを設立、企業の現場指導と研修をメインに活躍中。2016年には国内・国際学会で「歯科医院における顧客満足度に関する定量的分析」と他1本の論文発表もしている。【ホームページ
 
 
 
百貨店や保険会社など顧客とのコミュニケーションが重要な業界でキャリアを重ねたアンドスマイルの蒲ヶ原裕子代表。接遇・接客の講師を務める現在は、歯科クリニックを中心に日本全国から指導・研修の依頼が口コミや紹介によって舞い込む。なぜ「蒲ヶ原裕子」は頼みの綱とされるのか? それは、独自メソッドによる巧みな指導手腕だけでなく、蒲ヶ原代表の働く姿と人との接し方そのものに、秘密がありそうだ。
 
 
 

前職の社長が運命を変えた

 
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インタビュアー 西岡利晃(元ボクシング世界王者)
西岡 歯科クリニックを中心に、スタッフの接遇、接客指導などを手がけるアンドスマイルの蒲ヶ原代表。まずは、どのような経験を経て現在のお仕事をするに至ったのかを教えてください。
 
蒲ヶ原 百貨店や保険会社では、お客様との信頼関係を構築するうえでコミュニケーションが重要でしたから、そのノウハウを自然と学べたのは、現在の仕事につながっていると思います。その後は、エステサロン向けの美容機器を製造・販売する会社に転職しました。最初は営業職でしたが、あるとき、エステで接遇指導を行うことになったのです。そのことが、この道に進む直接のきっかけになった出来事ですね。
 
西岡 営業職と接遇は、コミュニケーションが大事という意味で共通点は多そうですね。それにしてもなぜ、接遇指導をすることになったんですか?
 
蒲ヶ原 当時の社長から「埼玉のエステから接遇指導の依頼がある」と、話があったのです。接遇指導の仕事をしたことがなかったので、最初は及び腰でした。でも、「会社として仕事として引き受ける。私にできると思ったから、社長は私に任せてくださったのだろう」と思い直して、お引き受けしたんですよ。
 
西岡 社長の言葉を信じてチャレンジしたわけだ。蒲ヶ原代表はその方のことを、とても信頼していたんですね。
 
蒲ヶ原 ええ、それはもう! 初めてお会いしたとき、社長の在り方に衝撃を受けました。手間を惜しまずアドバイスや支援をくださいましたし、社員を信じ任せてくれ、責任を取るところは取ってくれる。尊敬する経営者でした。こうして私が起業することになったのは、私を信じてくれた社長への恩返しでもあるんですよ。