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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

三位一体の建築で 
喜びを積み重ねる

 

苦労も喜びも含めての作品

 
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中間免振構造の共同住宅
中村 建築業に携わる者にとっての一番のやりがいは、手がけた建物が形になり、何十年も残り続けることです。今こうして自分が携わった建築物を目にすると、「あのときにはこんな苦労があった。でも、嬉しいこともたくさんあった」と、当時のことが思い出されます。街を歩いていて、そんな建築物と再会できることも大きな楽しみになっています。
 
 自分が一生懸命仕事をした対象が残り続けるというのは、確かに嬉しいだろうなぁ。他の建築士の作品を参考にされることもあるんでしょうね。
  中村 もちろんあります。有名な建築物でなくても、良い作品はたくさんありますからね。外観は平凡でも、部分的な構造が優れていたり、ディテールに建築士ならではのこだわりがあったり。それらを自分の中に取り込みながら街を歩くのも楽しいですね。
 
 そうして日々吸収されたものが、中村社長のインスピレーションの源になっていると。
 
中村 はい。建築物だけではありません。絵画や彫刻など、自分がこれまで見て触れてきたものが潜在意識の中に入り込み、蓄積されているのだと思います。デザインを考えるにあたり、そうした潜在意識の中から忘れていた記憶が出てくるように、インスピレーションが湧いてくるんです。また「温故知新」と言われるように、先人の手がけたものを見て、インスピレーションを得ることもあります。
 
 昔の人の手によるものって、素晴らしいものが多いですよね。僕の生家は築150年くらい経っていますが、雨風にびくともしません。釘も使っていないのに不思議です。
 
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中村 それはすごい。さぞ素晴らしい日本建築なんでしょうね。日本人であれば、日本古来の文化を重んじる心が、自分の根底に流れていると思います。だから私も機会があれば、以前経験したことのある数寄屋造りのお茶室などをもう一度、手がけてみたいです。あるいは、日本建築を今の建築様式にいかに融合させるか、ということも考えています。
 
 東京オリンピックを機会に、日本にはこれまで以上にたくさんの外国人が訪れるはず。そうした方々に和のテイストを感じていただけるような建築物を、中村社長にも手がけていただきたいと思います。
 
中村 ありがとうございます! これからもトレンドに左右されすぎず、独創的だと思えることにチャレンジし続けたいですね。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
楽しみを積み重ねていくことです。設計から工事、竣工までの工程の中で様々な楽しみがあります。それを積み重ねていけるこの仕事は、本当にやりがいのある楽しい仕事ですね。
(中村真久)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社Add設計工房
■ 本社 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-15-12 HYビル2F
■ 事業内容 共同住宅、個人住宅、店舗などの設計・監理業務
■ 設立 平成28年12月
■ ホームページ http://www.add-net.jp