B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール (テイ セツヒ)中国・吉林省出身。日本人の母と中国人の父を持つ。幼少期は中国で育ち、小学校から日本へ渡り、日本語を習得する。日本で短大を卒業後は貿易会社へ。派遣された中国で経済成長や様々な経営者を目の当たりにしたことで、自分でも事業を興したいと独立。アルバイトをしながら、人脈をもとに始めた墓石事業を軌道に乗せた。現在は王朝通商(株)で主に石材の輸入・卸を、(株)SoLoMo Plusでは日用品の輸出を手がけている。日本名は菅原恒夫。
 
 
 
墓石や建築用石材、日用品などを中国から日本へ輸入している王朝通商株式会社。同社の経営を手がけるのは、日中の血が通い、日中双方で育ったという鄭雪飛代表取締役社長だ。鄭社長はそうした自身のバックグラウンドから、「日中友好の架け橋になりたい」と同社を設立。さらにその後は関連会社の株式会社SoLoMo Plus(ソロモプラス)​を立ち上げ、日本から中国への日用品の輸出もスタート。日中への思いから、双方のメーカーには「自分を大いに利用してもらいたい」と熱く語った。
 
 
 

墓石や日用品を中国から日本に輸入

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 石材や日用品の輸入・卸を手がける王朝通商さん。関連会社のSoLoMo Plusさんでは、日用品の輸出もしていらっしゃるそうですね。今日、お邪魔している事務所にもたくさんの商品サンプルが並んでいます。石材のほうは、どのような用途のものが多いのでしょう。
 
 ほとんどが墓石用か建築用ですね。墓石用の石材だけでも100種類近くはあると思います。
 
名高 そんなにあるんですか! 墓石を選ぶのもなかなか大変だ(笑)。鄭社長は中国のご出身だとうかがっています。やはり墓石に使う石材は中国産がほとんどなのでしょうか。
 
 中国のものが多いですが、インド・アメリカ・ヨーロッパなど、世界中の石を取り寄せています。弊社は中国に事務所を持ち、墓石の設計から加工まで自社で手がけて日本に輸入しているんですよ。実は今、日本で流通している墓石の90%は中国で生産されているんです。日本ではだんだん石材を加工できる職人が減ってきていて、中国から輸入したほうが値段も安いですから。
 
名高 墓石に限らず、日本では様々な分野で中国産の製品が増えてきていますよね。鄭社長のビジネスも、その流れに乗って拡大してきたのでしょうか。
 
 おっしゃる通りです。日用品に関しても、今や日本で販売されている商品の80%が中国で生産されたものですからね。墓石の輸入をしながら、お客様のご要望にお応えしているうちに、事業が広がっていきました。日用品は、デザイン家具、人工芝生、作業用品、建築用の防音シートや梱包フィルム、スノーボード、サーフボード、敷きマットなど、ホームセンターで取り扱われる商品を中心に、メーカーさんとの直取引で輸入しています。