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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

業界に変革をもたらす 
精密部品加工の異端児

 

マニュアルの中からは生まれない力

 
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自動機械に付ける切削用の刃物は手作り
川﨑 工場内は気温が常時30℃以上あるんですよね!? 長時間作業するのはキツイですねぇ。
 
宇木 汗まみれになる泥臭い仕事です。機械の音もうるさいですし。ただ、私は工場内の音が好きなんです。うるさいと感じるのですが、この音が自分の中に伝わってきて、すごく落ち着くこともあるんですよ。そういう意味では、ここは自分にとっての聖域です。それに、機械にトラブルが起きたときには独特な音が発生するので、異音がしていないかどうか、この中にいるときは感覚を研ぎ澄ませています。
 
川﨑 音の違いで機械の調子を判断すると。細かな異変を感じて機械を調整できるようになるには、相当な年季が必要でしょう?
 
宇木 その力を培うのに大事なのが、五感です。機械の異常音を聞き分ける以外にも、例えば金属の削り屑で機械の異常が判断できることもあります。掃除をしていると、金属の屑の形や色に、いつもと違うものがあることに気付き、材料に異物が混入しているのではないかと想像力を働かせられるようになる。そのように、日々の業務を通じて五感を研ぎ澄ませていくことが大事です。そのためのマニュアルは存在しません。
 
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ドラム缶に集めた金属の削り屑を覗く川﨑さん
川﨑 まさに匠ですね!!
 ペットの排泄物を見て体の異常に気がつくように、情を持って機械に接しているからこそ培われる力なんだろうなぁ。
 
宇木 私たちにとって機械は大切なパートナーですからね。自動の機械に取り付ける切削用の刃物も手作りです。手作りすると、飛び散る火花や切紛の中で刃物がどれくらいの熱に耐えられるのかを感じ取れる。そのため、既製品よりも、この現場で長年つきあえる頑丈な刃物をつくれます。このように、自動機械をいつも最高のコンディションで動かせるようにするには、万全の配慮が必要なんです。
 
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川﨑 五感を駆使した日々の経験から、技術を磨いてこられたと。汗まみれになって、日々一生懸命働く中で自分の成長を感じられる仕事って、本当に魅力がありますよね。

宇木 ありがとうございます。今後は同業者に対しても自社の技術をよりオープンにし、業界全体のレベルアップも図っていきたいですね。
 
川﨑 御社にしかできないものづくりを目指して、これからも頑張ってくださいね! 期待しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自由な発想は遊びから生まれてくると思うので、仕事で遊ぶことですね。楽しんで遊ぶからこそ、型にはまらないアイデアが浮かぶんです。
(宇木成敏)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社セイワ
■ 本社 〒350-1155 埼玉県川越市下赤坂634-4
■ 事業内容 精密部品切削加工業
■ 創業 平成17年4月
■ ホームページ http://www.seiwa-nc.com