B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 埼玉県出身。10代の頃は金髪ロングヘアで、家業の金属加工業を手伝っていた。機械に手を巻き込む事故を契機に、仕事と真剣に向き合うことに。独立後は人々の生活を支える「縁の下の力持ち」として、社内一丸で事業に邁進中。原点回帰の場は東京・日本橋。国道の起点となる地で、麒麟の翼を眺め己を見つめ直す。社員の働きやすさを追求するなど精密部品加工業の異端児として、挑戦を続ける日々。【ホームページ
 
 
 
平均気温30℃で24時間フル稼働する工場内。金属切削時の刃物の温度は約700℃まで上昇するという。その熱を感じ、音を聞き、油を浴びながら、生産する部品に命を吹き込み続ける。そんな泥臭い作業環境でも情熱を失わず、充実した社内環境づくりに精を出すのが株式会社セイワの宇木成敏代表取締役だ。「人に夢を与え続ける、影響力のある人間でいたい」と語るその意気込みで、業界全体のレベルアップにも取り組んでいる。
 
 
 

仕事を楽しむ匠の仕事には、魂がこもる

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 川﨑麻世(タレント)
川﨑 精密部品の切削加工を手がけるセイワさん。最初に、宇木社長のイメージする、“仕事を楽しむ匠”とは、どんな人ですか?
 
宇木 ものづくりに魂をこめられる人間でしょうね。たとえ冷たい部品であっても、お客様に温かみのようなものが伝わらなければ、本物とは呼べません。
 
川﨑 なるほど!!
 本当に良いものからは、ものをつくる人の愛情やこだわりが伝わってきますからねぇ!
 
宇木 それなら麻世さんも匠ですよね!?
 多くの人々に感動を伝えていくわけですから。私も日々、匠への道を追求する毎日です。実は、18歳のときに機械の中に手を巻き込まれて怪我をしたことがあり、あの経験がなんとなく家業の手伝いに入り、軽い気持ちで機械を扱っていた自分の意識を引き締めるきっかけとなりました。ただ、金髪でロングヘアというスタイルは変えませんでしたけど(笑)。
 
川﨑 そういうスタイルは意外性があって斬新だなぁ~(笑)。
 最近のスポーツ選手はスポーツ刈りではなくても、周囲を納得させるだけの実績を示している。それと同じですね!
 
宇木 そう思います。人間って最初は見た目から入るじゃないですか。私は当時、お客様から相手にしていただけなかったときは、なんとか先方の図面を入手して、実際に部品をつくって見ていただくようにしていました。そうやって熱意を持って営業を続けていると、最終的には外見のことは何も言われなくなりましたね。