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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 神奈川県出身。文久元年生まれの初代が始めた大工業を営む原田家の5代目として生まれる。学生時代からアルバイトで現場に出て、祖父や父から技術を学んで22歳から本格的に業界に入った。新築や大規模リフォームはもちろん、トイレをはじめとする内装設備の他、建具の修繕などにも対応。地元密着の経営方針によるフットワークの軽さも魅力で、“住まいの駆けつけ医”を目指す対応力で、地域住民から頼りにされている。【ホームページ
 
 
 
「住まいのかかりつけ医ではなく、“駆けつけ医”でありたい」。そう語るのは、神奈川県平塚市や茅ヶ崎市、大磯市エリアで約120年もの間、大工業を営んできた原田家の5代目で、有限会社原田建設の原田俊輔代表取締役だ。同社は新築やリフォームの他、ちょっとした修繕や建設関連のお困りごとにも対応する。職人の誇りを持ちながら、地域のために労を惜しまない姿勢は、まさにプロの一言。地元への愛情も、地域とともに歩んできた老舗企業ならではだ。
 
 
 

明治時代から地域に根ざして120年

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 住宅の新築やリフォームを手がける原田建設さん。原田社長は5代目で、初代はなんと、江戸時代の文久元年生まれだそうですね。
 
原田 はい。私の家は今年2017年から遡ること120年ほど前から、このあたりでずっと大工を続けてきた家系です。
 
水野 創業120年とは驚きです。しかも、地域に根ざしてこれだけの長い間、家業を営まれてきたと?
 
原田 そうなんです。現在は平塚市、茅ヶ崎市、大磯市を主な地域として活動しています。実はこれでもエリアは広がりました。祖父の代まではご近所のお客様からいただく大工仕事だけでしたからね。
 
水野 まさに地域密着だったわけですね。先々代、先代と地域に愛されてきた家業を継ぐのには、かなりのプレッシャーがあったと思います。
 
原田 実は、あまりなかったんです(笑)。後を継いだのも、先代の指示ではなく自らの意思でした。幼い頃からものづくりが大好きで、学生時代に祖父や父のもと、現場でアルバイトしていくにつれて、大工仕事の醍醐味を知ったので自然な流れでしたね。
 
水野 迷うことなくこの仕事を選ばれたと。原田社長にとって、仕事を通じて得られる喜びには、どんなことがありますか。
 
原田 お金をいただいているのに、お客様から笑顔で「ありがとう」と言っていただけるところですね。これに尽きます。
 
水野 わかるなぁ。お金じゃない価値を実感できる。そういう体験ができる仕事って、確かに魅力いっぱいですよね。