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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 大阪府出身。高校時代から競輪選手を目指し、卒業後も働きながらトレーニングに勤しむ。しかし半年後、金銭的な事情と、体への負担を考慮し、夢を断念した。目標を見失っていたところ、知人の紹介で建築板金の仕事に就くことに。人に恵まれ、順調に修業を積んで腕を磨いた。独立した現在、豊富な経験と1級建築板金技能士の資格を活かした説明と施工で、顧客から絶大な信頼を得ている。【ホームページ
 
 
 
屋根の葺き替えや雨どいの修理など、建築板金を手がける大阪府東大阪市の尾崎板金。代表の尾崎秀緒氏は、高校時代から競輪選手を目指しハードなトレーニングを積むも、仕事とトレーニングの両立により体を壊しそうになり断念したという。そんな尾崎代表が飛び込んだのが建築板金の世界。現場でミリ単位の加工をするなど繊細な技術の修業を積んだ尾崎代表は、今、次の世代の若者にもその技を伝え、職人ならではの喜びを感じてほしいと熱く語ってくれた。
 
 
 

競輪選手志望から建築板金の世界へ

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 住宅の屋根や雨どいの工事など、建築板金を手がけていらっしゃる尾崎板金さん。金属屋根の葺き替えから雨漏りの修理まで、現場に合わせた臨機応変な加工技術が自慢だそうですね。まず、尾崎代表の歩みを教えていただけますか。
 
尾崎 私は高校生の頃から競輪選手を目指し、自転車競技に打ち込んでいました。卒業後もガソリンスタンドで働きながらトレーニングを続けていたものの、金銭的に難しくなったことと、このまま両立を続けていると体を壊してしまうという判断で、半年後、夢に区切りをつけることにしたんです。
 
畑山 当時のトレーニングは、さぞかし厳しいものだったのでしょうね。
 
尾崎 はい、競輪は個人競技ですからね。練習は、自分をどこまでも追い込む闘いのようなものでした。ただ、それだけ人生を懸けてきた目標がなくなったことで、抜け殻のような状態になってしまって。そんな私へ知り合いの方が母を通じ、建築板金の仕事を紹介してくれたんです。当時の私は建築というと、全て大工さんがやっていると思い込んでいたので、現場に行って初めて屋根や雨どいの工事は板金の仕事だと知り、驚いた覚えがあるんですよ(笑)。