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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
 英知ワールドアカデミーさんが運営するえいち保育スクールさんでは、北欧の幼児教育理論のもと、1~6歳までのお子さんを預かって教育されているそうですね。北欧の教育は高水準だとよく耳にします。具体的に日本の教育と、どのようなところが異なるのでしょう。
 
渡邉 北欧では詰め込み教育をせず、子どもたちの「知りたい」という気持ちを大切にしています。具体的に例を1つ挙げると、日本のように教師たちが教壇に立ち教える、というより、子どもたちが何人かのグループに分かれて意見を出し合ったり議論をしたりして、日々発想力や表現力、考える力を伸ばすことに重きを置いているんです。子どもたちには自分で調べ、考え、自分の言葉で発表するという機会が日常的に与えられている、と言えるでしょうね。
 
 昔から日本人は欧米人に比べ、自己主張や自己表現に乏しいと言われますよね。それに、日本では平均値に近いことを良しとする傾向があります。テストの平均点とか、会社員の平均年収とか・・・。そんなふうに平均より高い低いを必要以上に気にするのは、僕自身はよくないと思っています。
 
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渡邉 おっしゃる通りです。自己主張や自己表現に乏しいと言われているのは、小さい頃から日常的に“考え”を鍛える環境が整っていないからかもしれません。常に、自分はどうしたいのか、なぜそう思うのかを考え尽くす素地さえつくれれば、人生そのものが学問になり、あとは自分でどんどん掘り下げていける。自分と向き合う中で、自主性とか個性とかが出てきますし、その素地は将来の夢をつくり出す鍵になります。そして夢を実現する原動力になるのだと。そういう力は、北欧のように日常的に取り組まないと身に付きません。だからこそ当スクールでは保育という日常を通して自分を表現する力、伝える力、論理的思考力を鍛える教育と、グローバル化する社会に自分の言葉で発信し飛び出していけるよう日本語、英語、中国語のトリリンガル教育に力を入れています。
 
 僕もサッカースクールでは子どもの個性を尊重しているのですが、中には「個性を伸ばし過ぎると集団行動ができない子どもになるのではないか」という懸念を抱く人がいます。でもそれって二者択一ではないんだし、個性は個性として伸ばし、同時に協調性も身につけさせて、両方を育てていくことはできると思うんです。
 
 
 
 

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