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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

高速バス運行の合理化で 
観光バスの価値を高みへ

 

運行の無駄を省けばチケットもとりやすく

 
 現在は3列シートや2列シートが珍しくなく、個室のあるバスさえ登場しています。これ以上進化するところはあるのかなと思ってしまいます。
 
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浮舟 いえいえ、まだまだ伸びしろはたっぷりですよ。と言っても、2017年3月現在私が注力しているのは、バスの機能ではなくシステムの改善ですけどね。
 
 システムと言うと運行管理や車両手配に関してですか?
 
浮舟 おっしゃる通りです。高速道路上で無乗客走行している高速バスを見かけたことはありませんか?
 
 ありますね。空港行きのバスに乗っているとき、すれ違ったバスが無乗客だったことがあります。あと、遊園地や観光地の駐車場で、空席のまま待機しているバスも見かけますよ。
 
浮舟 その待機時間を利用して、他のお客様を運べると無駄がないですよね。でも、現状のシステムで実践しようとすると、まず旅行会社がバス会社の配車係に「今出せますか」と電話し、配車係が「空いているバスがあるけど運転手がいない」と、他の配車係や旅行会社などに電話で聞きに回る・・・簡単に説明すればこんな具合になり、非常に手間がかかるんです。逆パターンも同様で、「至急応援求む!」との電話をあちこちにかけなくちゃいけない。
 
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 至急なのに、どんどん時間をロスしてしまいそうだ。
 
浮舟 自社で何十、何百と台数を抱える大手バス会社なら、あるいは自社内のネットワークを使って対応できるかもしれませんが、お互いの助け合いが必要な中小のバス会社にとって、この手間がときに大きな足かせになるんです。そこで、運行システムや情報共有サイトを介して「今、出せます」というバスと、「応援が欲しい」という会社とが一目で、リアルタイムに把握できるシステムを構築しているんです。
 
 運転したくても待機せざるをえない状況も改善されるわけだし、無駄な手間を省けるのはもちろん、頑張りたいドライバーさんやバス会社にとっても有益なシステムですね。
 
浮舟 そうなんです。このシステムの目的は業界を「楽」にすること。「楽」には、楽しい、ハッピーという思いを込めているんですよ。
 
 
 
 

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