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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

デザインから施工まで
一貫して請け負う工務店

 

京阪神を中心に世界で1つの空間をつくる

 
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相原 丸山社長がデザインや設計に興味を持ったのはいつの頃ですか?
 
丸山 高校生時代には空間デザインの道に進むことを決めて、大学でもその分野を勉強しました。卒業後はデベロッパーで営業や企画も担当しましたね。そして空間デザインと施工を一貫して手がける工務店としての請負いスタイルを徐々に確立してきました。
 
相原 お聞きしたところ、丸山社長はお子様がいらっしゃるそうですね。
 
丸山 はい、娘が2人います。出産と子育てが重なった頃は、経理とデザインを担当していました。現場に復帰したのは2012年頃です。それからは阪神エリアの市街地で、美容院やエステ、動物病院やペットショップなど店舗デザインを中心に手がけてきました。
 
相原 清潔感が重要となる業種から重宝されていたのですね。旅館を手がけるようになったきっかけはなんでしょう?
 
丸山 昔からゆかりのある京都で仕事がしたいと考えていたところ、2015年頃に、偶然旅館デザインの依頼をいただいたのがきっかけです。その後、旅館デザインと、自社での旅館の運営を本格的な事業とするため、malba designとは別に、同志と共に株式会社ホスタと、管理会社として株式会社ビジットプラスを立ち上げました。
 
相原 店舗と旅館、同じくお客さんを招き入れる空間だけど、過ごす時間が違えば求められる要素も異なります。そうした違いに、戸惑いはありませんでしたか?
 
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丸山 むしろ楽しかったですよ! 特に旅館という“和”の要素に、店舗デザインで培ったモダンさをうまく融合できたときにやりがいを感じますね。例えば、和室の壁の一部にイタリアンタイルを用いたことも。日本と海外のテイストを合わせることで、今までにないストーリーが空間に生まれるんですよ。
 
相原 それ、すっごく共感します! 今って、昔に比べていろいろなものが手に入りやすい時代でしょう。従来にない組み合わせをつくることって、現代だからこその楽しみに思います。
 
丸山 その工夫が“世界に1つだけ”を生むんですよね。お客様の心に残る空間にするために、照明や雑貨、調度品にもこだわっているんです。この照明スタンドは、京都の和紙を使って、丹波篠山のアトリエで窯焼きされたものなんですよ。
 
相原 すごく素敵なデザイン! 愛らしくて、日本らしさもある。こういうちょっとしたところからも、「京都に来たんだな」と感じます。