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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

スポーツ指導を通じて 
諦めない心を育む幼児園

 

努力の喜びは完走した人だけが味わえる

 
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石黒 スポーツ指導を軸とした教育をするところが御社の特長ですよね。
 
菊池 ええ。弊社の運営する施設は、教育にスポーツを組み合わせ、保育園と幼稚園を融合した、いわゆる子ども園です。子どもの自信を、スポーツを通して育てることを目指しています。スポーツには勝ち負けがあるから、目標達成の喜びを感じやすいんです。それに、苦手も得意もはっきりプレーに出ますから、克服したり、伸ばしたりするための、努力する喜びも覚えられますしね。
 
石黒 なるほど。スポーツを通して、体だけでなく人間的に成長できる、スポーツの長所を活かした教育をなさっていると。
 
菊池 その通りです。弊社の事業では特に、スポーツを通じた人間的成長を重視しています。だから園で行うマラソンでも、怪我や体調不良でない限りは、全員完走を目標にしているんです。
 
石黒 完走ですか!? 保護者の中には「厳しい」と感じる人もいそうです。
 
菊池 確かに厳しいかもしれません。でも、甘い指導をするよりも、「立ち止まっても、またスタートできる」「一歩でも進めば、ゴールは見えてくる」といったことを学ばせたほうが、その子の将来には必ず役立つものです。だから、諦めるのではなく、一歩でも前に進むことの大切さを大事にしているんですよ。
 
石黒 それはすごく共感しますね。子どもって素直だから、「よく頑張ったね、もうやめていいよ」と言うと、「やらなくていいんだ!」って受け取ることもある。そうなると、苦手なことから逃げ出すようになってしまいそう。
 
菊池 そうなんですよ。かわいそうだからといって途中でやめることを認めるのは、その子が走る距離を縮めること。つまり、努力できる範囲を狭めてしまうことになってしまいます。しかも、途中リタイアを認めることで、他にも大きな弊害があるんです。
 
石黒 え、これ以上にまだあるんですか?
 
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菊池 人前でふざけている我が子を見て、お母さんが笑うとします。すると、その子はお母さんを笑わせたくて、また同じことをしますよね。そのときに「行儀が悪い!」と叱ると、その子は「前回は笑ってくれたのに」と混乱します。それと同じで、マラソンのたびにゴールが近づいたり遠くなったりすると、「なぜ?」と子どもたちは迷ってしまうんです。
 
石黒 そうか、リタイアを認めることは、こちらの気分で子どもたちを振り回すことにもなってしまうんですね。
 
菊池 そうです。我が子の辛そうな姿に心を痛める気持ちはわかります。でも、なんとかゴールしたときに子どもが必ず言う「頑張ってよかった!」という言葉。それを聞けば、心の痛みも報われるんです。
 
 
 
 

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