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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 茨城県出身。高校からラグビーを始め、流通経済大学に進学。海外遠征でニュージーランドを訪れた際、競技の垣根を越えてスポーツに親しむ様に感動する。卒業後に大学職員として就職。その後設立間もないNPO法人に参加、事業を引き継ぐ。現在は多様なスポーツ振興事業を展開。ミクロネシアでのスポーツ振興活動を行う他、自らの経験から独自の指導方法や教材開発、アスリートのセカンドキャリアの創造を目指している。【ホームページ
 
 
 
海外では、個人が複数のスポーツを楽しむこと、競技やチーム・個人を応援することが珍しくない。そのような風習が日本国内に少ない要因は、野球なら野球、サッカーならサッカーと、ファンが応援するスポーツを1つに搾ることと、メジャースポーツにファン層が多く存在する文化だろう。そこに待ったをかけるのが、スポーツ事業を幅広く展開するカイエンタープライズ株式会社だ。代表取締役社長の山本学氏に、日本のスポーツ文化への思いを語ってもらった。
 
 
 

子どもたちにスポーツの喜びを届ける

 
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インタビュアー 石黒彩 (タレント)
石黒 スポーツ教室やイベント、アスリートのマネジメントなど、スポーツに関わる様々な事業を手がけているカイエンタープライズさん。具体的な事業内容を教えてください。
 
山本 主にマイナーと言われるスポーツを中心に、アスリートのマネジメント、教室やイベントの企画・運営をしています。引退後の順調な活動が難しい状況に対し、アスリートが持つ特有の価値と思いを最大限に活かせるよう試行錯誤を重ね、協働でつくり上げていくのです。自主開催の教室やイベントは、単に競技の専門指導をするのではなく、アスリートとスタッフがプロデュースする作品。ときには、他競技のアスリートがスタッフとして参加することもありますよ。
 
石黒 元選手が運営スタッフとしても活動されるのですか。
 
山本 はい。他のマネジメント会社の場合、選手の知名度があるか否かで仕事量やスポンサーの有無が決まってしまうことがあります。それが普通なのかもしれませんが、弊社は自主プロデュースの企画・運営が主たる業務。自分の価値を見極め、活動資金を自ら生み出す! そこからスタートするんです。夢を叶えるために自ら考え、動き、つくり出す。最低限の保証というより“自信”を持って活動をできる体制をつくるんですよ。
 
石黒 なるほど! しかし、自主性を持たせるというのは難しいのでは?
 
山本 最初はそうかもしれません。特にアスリートが競技引退後に次の目標や夢を見つけるって難しいと思うんです。だからこそ納得するまで話し合い、可能性を追求します。目標が決まったときのアスリートのパワーや集中力って凄いんですよ。我々はアスリートの価値と可能性を信じ、アクションを起こすだけ。うまくいかないこともありますし、試行錯誤の連続ですが、“挑戦”することで見えてくるものや“失敗”することで得るものもたくさんあります。