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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

選手の力を最大限に出す
メンタルトレーニング

 
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吉村 「メンタルアローザル」は、野球だと「投手のボールが止まって見える」感覚に近いな。いわゆる「ゾーンに入った」と呼ばれる状態です。その段階に至るメソッドを伝授してくれるわけですから、選手にとって鋒山社長のような存在は頼りになりますよ。
 
鋒山 もちろん、器具や方法論に頼るだけでなく選手やチーム、クライアントが置かれている状況を肌身で感じることも大事にしています。効果的な練習をしてもらうために必ず現場に出向き、細かな態度や言葉から類推できる変化を見逃さないよう、細心の注意を払っています。また、お臍の下あたりの丹田で気をコントロールし、身体を効果的に動かす方法なども教えているんですよ。
 
 

自然な体の動かし方を復活させる練習法

 
吉村 鋒山社長が選手のパフォーマンスを上げることに成功すれば、その選手が所属するチームの潜在能力を引き出すことにもつながりますね。野球には「常勝軍団」という言葉があります。毎年連覇し続けるにはチームが団結し、連携を深めることが不可欠。ただ、それがとても難しい。野球界の永遠のテーマです。そこに鋒山社長のような存在がいれば、「常勝軍団」になることも夢ではないように思えます。
 
鋒山 実は吉村さんに、うかがいたいことがあるんですよ。現役時代に「交通事故レベル」と称された大怪我から復帰されたでしょう? あの時の心境をお聞きしたいです。
 
吉村 怪我をした当初は目の前が真っ暗でした。しかし、どんなことに対してもプラス思考を心がけようと切り替えたんです。リハビリをして復帰することで、同じように怪我で苦しんでいる人を勇気付けたい。自分のリハビリには、大きな価値があるのだと思い始めると、前向きになれたんです。
 
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鋒山 復帰後の姿をイメージできていたのがすごいですね。先ほども言ったように、日本人はイメージが苦手。ですから現在、幼い頃からイメージトレーニングを積むことの大切さを広めようとしています。イメージって簡単なようで奥が深いんですよ。数ヶ月くらいでは身につきません。ただ、幼い頃は誰でもイメージをする力が強いんですね。だからこそ、幼い頃からイメージをする習慣をつけてほしい。
 
吉村 子どもの頃からメンタルを鍛えるという発想、日本人にはあまりないですもんね。その常識を変えていこうと。
 
鋒山 はい。子どもの頃にメンタルトレーニングの習慣が身につけば、スポーツ以外の分野でも確実に良い効果を生みます。その事実を親御さんにもわかっていただきたい。今後も、メンタルトレーニングの重要性を発信し続けていきます!
 
吉村 そのメソッドが広まればスポーツ界はもちろん、日本全体が良くなると思います。ぜひ頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
若い選手とコミュニケーションを重ねるのが好きなんです。みるみる成長していく姿を見られると嬉しくてたまらない。トレーニングを通じてクライアントに元気を与えつつ、実は私も元気をもらっているから、いつも楽しいですね。
(鋒山丕)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 ポラックスヘレン株式会社
■ 本社 〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町3-7
■ 事業内容 メンタルトレーニング塾の運営
■ 設立 昭和55年5月
■ ホームページ http://www.mental-arousal.com/