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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。1974年に(株)ダルトンの前身である(株)三英製作所に入社する。1989年同社取締役、その後常務取締役、代表取締役社長、取締役会長を経て、2012年同社を退社。その後、知人から相談を受けたことから、2016年2月に素早く正確な災害情報の配信を軸に「生命を見守る会社」(株)STLを設立、経営者として再起した。現在は災害情報だけでなく、幼児や高齢者の安全を守るためのシステムの開発に心血を注いでいる。【ホームページ
 
 
 
地震や台風などの自然災害が多い日本。こうした災害から身を守るには、正しい情報を少しでも早く受け取ることが肝心だ。株式会社STL(エスティーエル)は災害情報の配信をはじめ、幼児や高齢者の安全を確保するためのシステム開発に取り組むベンチャー企業。率いる代表取締役の矢澤英実氏は、「トップマネジメントにエクスキューズはない」と力強い覚悟を示してくれた。「生命を見守る会社」としての責任を果たすために――。
 
 
 

リスクをとらなければ冒険はできない

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 地震などの災害から高齢者の見守りまで、様々な情報の配信システムを開発していらっしゃるSTLさん。矢澤社長は一度リタイアしたものの、再び経営者として起業されたそうですね。
 
矢澤 そうなんです。私は父と伯父が興した会社に勤務し、最後は経営を任されました。2012年に引退して自宅でのんびりしていたところ、ケーブルテレビの放送局に災害情報を提供するシステムを開発している方から、「もっと早く正確な情報を提供したい。そのために会社をつくってマネジメントしてくれないか」と相談を持ちかけられたんですよ。
 
矢部 なるほど。でも、簡単に「わかった」と返事をするのも難しいですよね。
 
矢澤 おっしゃる通りです。知り合いの大手電機メーカー役員の方に相談したところ、いくつものリスクを挙げて反対されましたよ(笑)。ただ、その話を聞いているうちに「リスクを恐れていたら、何もできないじゃないか」という意欲が湧き上がってきました。個人的にも、前の会社の経営でやり残した感がありましたので、思いきって昨年2016年の2月に弊社を設立したんです。
 
矢部 若い人たちにも、ぜひ見習ってほしいチャレンジ精神です!