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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

スマホ周辺機器開発に 
魂を込める自走集団

 

5万回折り曲げても断線しないケーブルを開発

 
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耐久性に長けたケーブルは人気商品の1つ
 25年の間には、コンピュータ業界もずいぶん様変わりしたのではありませんか。
 
東海林 そうですね。もともと弊社はパソコンの周辺機器が商材の中心でした。もちろん、この分野は現在も手堅いものの、売り上げとしてはこの10年で充電器やケースといった携帯電話、スマホ関連のアクセサリーが上回るようになりましたね。
 
 スマホといえば、僕は充電用のケーブルがすぐに断線して困っているんですよ(笑)。
 
東海林 そういうケーブルは多いでしょうね。実は他社のケーブルの耐性試験をしてみると、3000回ほど折り曲げると断線してしまう。でも、弊社のケーブルは5万回折り曲げても使えるくらい丈夫なんですよ。
 
 なぜ、オウルテックさんのケーブルだけが、そんなに丈夫なんですか!?
 
東海林 弊社のケーブルも、以前は他社と同じ程度の強度しかありませんでした。しかし、お客様からいただいたクレームを真剣に検討した結果、根本原因を追究するため、コネクタを分解せずに内部の状況を確認できるX線を使った検査装置を導入しました。素材や製法も試行錯誤して、強いケーブルを開発することに成功したんです。
 
 東海林社長の商品開発に懸ける情熱は、素晴らしいものがありますね!
 
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東海林 もともと私はエンジニアですから、商品に不具合があればその根本的な原因を調べ、さらに品質を高めることにこだわりがあるんです。これは、居酒屋でアルバイトをしたときにも学んだことですね。
 
城 具体的に、その内容をぜひお聞きしたいですね。
 
東海林 当時、居酒屋の店長だった方は、周囲の店が価格競争に走るのを見て「うちは値段ではなく質で勝負する」と考えたんです。居酒屋ではまだ珍しかった個室をつくり、お客様が求めるメニューを提供するうちに、やがて客単価が上がり常に満席という店に育っていきました。それを見て「商品には、付加価値を付けなければならない」という教訓を得たんです。私は今も社員に「商品は、必ず魂を込めて開発しよう」と言い聞かせており、この“魂”とは付加価値のことにほかなりません。
 
 
 
 

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